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ほかのガジェットとの数値の違いが明らかに

Ingressと相性抜群のFitbit Charge HRの取得ログは独特?

2015年05月23日 12時00分更新

文● 四本淑三

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日本と海外では基礎代謝量の算出法が違う?

 話は戻って、Fitbit Charge HRのカロリー消費量が高く感じられる点ですが、どうも基礎代謝量の計算が、日本のそれとは違うようです。

 Fitbitの消費カロリーは、通常15分平均の値が記録されていますが、これはおそらく年齢、体重、性別のプロフィール設定から計算した基礎代謝量を、単位時間で割った値です。

私の場合、睡眠時や非装着時には、この値が「15カロリー」(おそらく15「キロ」カロリーの表示ミス)でしたので、これを掛け算して1日分のカロリー消費量にすると1440kcalになります

 これは主に欧米で使われている「ハリス-ベネディクトの式」で計算した値に近いものです。試しにFitbitの設定と同じ「167cm 62kg 51歳 男性」という条件で計算すると、1日の基礎代謝量は1430.882kcal、これを15分単位に直すと14.905kcalになるので、たぶん間違いないでしょう。

ハリス-ベネディクトの式による基礎代謝量の計算はこちらで

 日本では、主に厚生労働省が公開している基礎代謝基準値×体重を基礎代謝量としているそうです※1。これで計算すると、私の基礎代謝量は1333kcalになります。これは普段、日本製の体組織計などのデータで見慣れている値に近いものです。

 この基礎代謝量を基準に消費カロリーを推計しているのなら、多めに出ているように感じても仕方ないでしょう。

※1 厚生労働省「日本人の食事摂取基準2010 基礎代謝量表」を参考にしました。

(次ページでは、「ハードとして完成度が高いFitbit Charge HR」)

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