視野角が広く、発色も美しいIPS液晶を採用
YOGA 3 11.6型モデル、YOGA 3 14型モデルともに、液晶には視野角が広く、発色も美しいIPS液晶を採用している。解像度はどちらも1920×1080ドットのフルHDである。
YOGA 3は、前述したように、ラップトップモード、テントモード、スタンドモード、タブレットモードの4つのモードで利用できるため、視野角の狭い液晶ではモードによって見にくくなったり、色味が変わってしまうことがあるが、IPS液晶ならそうした問題はない。両モデルとも表面は光沢タイプで、10点マルチタッチ対応となっている。上位モデルのYOGA 3 Proでは、13.3型3200×1800ドットIPS液晶が採用されており、非常に高精細だが、逆にドットピッチが小さすぎて、DPIスケーリングで拡大表示しないと、アイコンや文字が小さくなりすぎてしまう。
YOGA 3のフルHD解像度は、11.6型や14型クラスの液晶とちょうどマッチする解像度であり、原寸表示でも十分な視認性を確保している。
使いやすい6列配列のキーボードを搭載、14型モデルはバックライト付き
YOGA 3は、キーボードやポインティングデバイスの使い勝手も優れている。ただし、14型モデルと11.6型モデルではキーボードの配置が異なる。
どちらもFnキーが独立した一般的な6列配列のキーボードを採用しているが、14型モデルではEnterキーが右端ではなく、その右側にEndキーやHomeキーなどが配置されているのに対し、11.6型モデルでは、Enterキーが一番右端に配置されている。
配置については個人的な好みや慣れもあるだろうが、Enterキーが右端にある11.6型モデルのほうが標準的であろう。主要キーのキーピッチはともに約18.5mmだが、右側の一部のキーのピッチは多少狭くなっている。キーストロークはやや浅めだが、剛性感があり、キートップがぐらつかず快適に入力が可能だ。
また、14型モデルのキーボードには、キーボードバックライトも搭載されており、暗い場所でもミスタイプを防げる。なお、YOGA 3 Proでは、キーボードが1列少ない5列配列となっており、最上段の数字キーとFnキーが共用になっている。また、YOGA 3 14型と同じく、Enterキーの右側にもEndキーやHomeキーが配置されている。キーボードの使い勝手に関しては、6列配列のキーボードを採用したYOGA 3のほうがYOGA 3 Proよりも上であろう。
ポインティングデバイスは、両モデルともにタッチパッドが採用されている。タッチパッドは、最近流行のクリックボタンと一体化したタイプであり、マルチタッチ操作にも対応する。