やや分かりにくい取説と格闘するも
無事ストレージを認識!
ここで、筆者は大きくけつまずいた。取説によれば、PCから認識させるために(1)「テンキーの1と3を押しながらUSBケーブルでPCと接続する」という説明なのだが、実際には接続する時だけではなく、(2)「パワー/アクセスLED(緑色)が5回点滅し、ロックLED(赤色)が点灯する」まで、ずっと押し続けないといけないらしい。
これは一般的なこういう認識作業では普通のことなのかもしれないが、(1)と(2)という2段階に分かれているので、極めて分かりにくい表現だ。明確に(2)の段階になるまで押し続ける……と取説か追加情報に記述すべきだろう。
その後、任意のパスワードの入力設定が終了し、無事HDD/SSDをPCから認識させることができたら、今度はWindowsのコントロールパネルから領域の確保とフォーマット設定を行なう。Windowsのバージョンによって多少やり方は違うが、取説の通りに進めばすぐに終了する。
安心ではあるが……ちょっと大きい?
バッテリーなど付加要素がほしいところ
HDDとSSDを何度か付けたり外したりしたが、最終的に筆者は、160GBのSATA HDDではなく、超軽量の64GB SSDを使用することにした。携帯性を考えるなら、シンプルPASS BOX 2.5は、USBメモリーに比較して、接続ケーブルも余分で、外形サイズも大きいので、少し不便だが、どこかに置き忘れる確率も低いだろう。
64GB近辺ではUSBメモリーとの比較になるが、今やSATAの最大サイズは5~6TBクラス。なんといっても極めてバイト当たりのコストは安いはずだ。置き忘れてもパスワードによる機密保護機能もある。
誰かが内蔵したHDDやSSDを取り外して、別のPCに接続しても、初期化することなく内部のデータを読み取ることは不可能だ。ひとまずは何もしないよりかなり安心であることは間違いないだろう。
しかし、やっぱり、昨今の6インチクラスのスマホと同じくらいのサイズと重さ(ケーブル込み184g)は、常時持ち歩くには大きい。せめてスマホを一回充電できるUSBモバイルバッテリーの機能なども入っていたら、気分的には楽になるかもしれない。
今回の衝動買い
アイテム:シンプルPASS BOX 2.5
価格:3974円で購入
T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。
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