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囲碁・将棋ブース協賛も

巨大イベントを成功に導くPCとは? ニコ超を全面サポートするGALLERIA

2015年05月01日 17時00分更新

文● 松野/ASCII.jp

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幕張メッセ全てのホールを使った超会議2015。会場総来場者数が15万1115人、公式生放送を視聴したネット総来場者数が794万495人に

巨大イベントのテクノロジーを支えるPCの正体とは?

 4月25日、26日の2日間にわたって千葉県・幕張メッセで開催された、日本最大級の動画サービス「niconico」の超巨大イベント「ニコニコ超会議2015」。4度目となる今回は、はじめて幕張メッセすべてのホールを使用し、会場総来場者数が15万1115人、公式生放送を視聴したネット総来場者数が794万495人と、ともに昨年の来場者記録を更新。大盛況のうちに幕を下ろした。

 今や国内有数の大規模イベントに成長したニコニコ超会議。豪華なゲストの登場や多くの出展ブース、趣向を凝らしたステージイベントなど、インパクト抜群の企画ばかりが目を惹きがちだが、ぜひ注目しておきたいのが、ユニークな企画の数々を実現するITテクノロジーだ。

ニコニコ超会議は最新技術に触れられる場でもある

 ニコニコ超会議には、昨今話題になっている様々な技術に触れられる「技術の祭典」としての側面もある。たとえば今回の「自衛隊・在日米陸軍ブース」には、VRヘッドマウントディスプレー「Oculus Rift」を利用したシミュレーターが展示され、来場者が実際に360度のVRを体験できたほか、「超囲碁・将棋」ブースには、将棋電王戦で活躍した将棋ソフト「ponanza」と実際に戦えるブースが用意された。「超ロボットエリア」には、話題の感情認識パーソナルロボット「Pepper」、パワードスーツのように人間が搭乗する戦闘ロボット「MMSE Battroid」など、普段はなかなか触れることのできないロボットも出展されている。

「リアルSUMOU」。実際に動き回る力士にリアルタイムでエフェクトを付与する、奇抜だが難度の高い試み

 出展ブースのほか、イベントのインパクトを増すための演出にもテクノロジーが一役買っている。幕内力士が取り組みを行う「大相撲 超会議場所」の一環として実施された「リアルSUMOU」は、相撲にエフェクトやSEを付与したニコニコの人気MAD(二次創作動画)を会場でリアルタイムに再現しようというもの。当日は会場スクリーンにCGのオーラを纏った力士が映し出され、アニメやゲームのような演出を伴う取組で会場を大いに沸かせていた。これらの効果は映像スタッフがリアルタイムに管理しており、奇抜だが実際はかなり高度な技術を用いている。

 ニコニコ動画の代名詞とも言える会場からの実況配信もテクノロジーのひとつと言えるだろう。2日間で800万人という、国内イベントとしては圧倒的なネット来場者を集めるため、中断などのトラブルを起こさない安定した配信が求められる。派手さはないものの、イベント運営の心臓とも言える部分だろう。

 成功して当たり前のように思われがちなイベント運営だが、これらの最新技術を活用した企画、2日間にわたる配信をサポートするのは簡単なことではない。優れたスタッフはもちろんのこと、高性能かつ高い信頼性を持った機材、特にPCが必要だ。

 ニコニコ超会議2015には、PCメーカーとしてサードウェーブデジノスが協賛している。実際に会場では、同社が販売するハイスペックPC「GALLERIA」シリーズを多くのブースで見かけることができた。この記事では、GALLERIAがイベントのどのような場面で活用されていたかをご紹介しよう。

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