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日本実験棟「きぼう」の中はネズミの卵でいっぱいだ

放医研、世界初のマウス凍結受精卵を国際宇宙ステーションに向け打ち上げ

2015年04月08日 19時21分更新

文● 行正和義/ASCII.jp

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「ISS搭載凍結胚から発生したマウスを用いた宇宙放射線の生物影響研究」ミッションパッチ

 国立研究開発法人 放射線医学総合研究所は4月8日、マウスの凍結受精卵を国際宇宙ステーション(ISS)に向け打ち上げると発表した。

打ち上げ用の試料の準備工程

 宇宙放射線被ばくによる発がんと継世代影響の基礎研究を行うもの。系統ごとのマウス凍結受精卵20~50個ずつをチューブに入れ、緩慢凍結法によって凍結したチューブ100本をコンテナとし、約6ヶ月間ISSの日本実験棟「きぼう」で保管する。

保管実験の流れ

 解凍して仮親に移植、発生・成長させるのは地上に戻してからで、同様の保管を地上で行ったマウスと比較する予定。凍結受精卵はSpace Xのドラゴン補給船運用6号機に搭載し、4月13日の打ち上げとなる。

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