パナソニックは2日、4K解像度の液晶テレビ「VIERA」2シリーズ9機種を発表した。いずれも5月下旬発売予定だ。
現在、同社の4K最上位モデルは「AX900」であるが、新機種の「CX800」はその1つ下のクラスとなるモデル。60V型(予想実売価格46万5000円前後)、55V型(同39万円前後)、49V型(同33万5000円前後)のラインナップがあり、それぞれに「フラットデザインモデル」のほかに「スラントデザインモデル」(CX800N、前述の価格+1万円程度)を用意する。
スラントデザインは画面を3度上方向に傾斜させ、テレビをローボードなど低い位置に置いても見やすい仕様となっており、すっきりしたデザインで浮遊感を醸し出す。フラットデザインモデルは高級感のあるスタンドを採用し、低い位置から見ても違和感のない外観となっている。
広色域および色再現技術「ヘキサクロマドライブ」を搭載し、RGB+CMYという6つの軸で色補正を行なう。国際標準の色域規格「BT.2020」に対応。
さらに3次元方式のカラーマネジメント回路や高輝度仕様のIPS液晶パネルとの組み合わせで、従来の「AX800」の1.5倍の色再現が可能という。
バックライトは直下型ではないがエリアコントロールに対応。超解像技術の「4Kファインリマスターエンジン」も搭載する。
オーディオはネオジウムスピーカーとウーファーを2つずつ搭載した「ダイナミックサウンドシステム PRO」を採用。パッシブラジエーターは4つ搭載し、合計40Wの出力が可能だ。
「CX700」はCX800の下のクラスとなるシリーズで、55V型(予想実売価格32万円前後)、50V型(同27万円前後)、40V型(同21万5000円前後)の3モデルを用意する。
こちらはヘキサクロマドライブや高輝度IPSパネルなどは搭載されていないが、バックライトのエリアコントロール機能や4Kファインリマスターエンジンは搭載する。サウンドはフルレンジスピーカー×2を搭載し、合計30Wの出力が可能だ。
いずれも新しいホーム画面「かんたん ホーム」を採用し、お気に入りの画面へすぐにアクセスできる。また、映像配信サービス「NETFLIX」(ネットフリックス)や4Kアクトビラ、ひかりTV 4Kとった動画配信サービスに対応する。
チューナーは3つ搭載し、USB HDDを接続することで録画が可能。録画した番組は外出先からスマホなどで視聴できる。