望遠レンズで撮る、海辺の景色
さて、本格的な屋外ロケも今回で3度目。一眼レフの操作や構え方、レンズ交換も普通にこなせるようになってきたらしいかんちゃん、最初にカメラの簡単な説明を聞いただけで、特に苦労する様子もなく次々とシャッターを切っていきます。構図で迷ったときはカメラマンの鎌田さんにアドバイスを求めるなど、相変わらず探究心も旺盛です。
そんな彼女の好奇心をさらに刺激するべく、今回は70-200mmの望遠ズームレンズを用意。望遠域のレンズに特徴的なオフホワイトの鏡胴を採用した、いわゆる「白レンズ」です。一般に高級な製品が多く、プロのカメラマンもよく使用しているので、カメラにのめり込んだら一度は手に入れてみたい、という人も多いのではないでしょうか。
さっそく、望遠を生かせる被写体が豊富な海辺で使用していただきました。カメラのセンサーサイズがAPS-Cなので、35mm判換算の焦点距離は105-300mmと非常に長くなります。前回の六義園で撮影しようとしたときは十分にズームできなかった鳥も、今回は思い通りに捉えられているようです。
「こんな装備で写真を撮ってる女子、なかなかいないですよね(笑)。すごくやる気が出ます。本格的だからこそ、ちゃんと格好よく持ててるかとか、すごく気になりますけど、色々なカメラを使わせてもらったこともあって、最近は少しずつ『カメラ女子』になれてきたなって感じています」
かんちゃんが望遠レンズで撮った写真、たとえばこんな感じです。
上の縦構図の写真は、船を係留する鎖の上で羽を休めるカモメを撮ったもの。遠距離からの撮影により、被写体の距離感が縮まる圧縮効果が出て、ちょっと不思議な写真になっています。下の2つの写真は、それぞれ前後に出るボケを活かした写真です。望遠レンズならではのボケの強さで、カモメや遠景が印象的に撮れているのではないでしょうか。
撮影テクニックも、回を重ねるごとに上達が感じられますね。
(次ページ、「構図にも変化が」に続く)
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