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スモールビジネスに翼を授けるNOWing SERVER 第4回

カミクボ、イノベーティブな飲食店のために新しい提案だ

意識高い系管理者が目論む店舗のIT武装化をフルコミットせよ!

2015年03月19日 09時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp 撮影協力●飯田橋 GRATO

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Windowsタブレット、超小型PC、そして我らのNOWing SERVERの新POSシステム

 元来、POS端末の業界は専用機の独壇場だったが、導入や運用にコストがかかるほか、機能的にオーバースペックな製品も多く、汎用的なPC POSへの移行が進んでいる。とはいえ、PCベースのソリューションは低廉で開発が容易なものの、サイズや耐久性という課題もある。これはカミクボが指摘したとおりだ。

 では、こうした課題を解決し、ワダさんがご所望の「イノベーティブで、ローコストなオファー」をするためにはどうすればよいか? この切り札が、テックウインドのPOSソリューションだ。オーダー端末にWindowsタブレット「CLiDE9/10」を使えば、コストも抑えられ、開発もやりやすい。POS端末は、超小型PC「NOWing PC Pelliot」と10.1インチのモバイルディスプレイ「On-Lap 1002」の組み合わせで、圧倒的なスペース効率を実現する。そして、もちろんPOSの管理・集計はNOWing SERVERの出番。RAID5構成でデータ保護もバッチリだ。

 今回はサーバーだけではなく、端末やドロワ込みなのでちょっと重いが、社用車が調達できたので、次の週に車でヨネザワホールディングスのアポに向かう。

カミクボ:よいしょ。お待たせしました。弊社が販売しているPOSシステムで簡単なデモを披露します。まずはオーダー用端末です。

ワダ課長:私はiPhoneやiPadしか使わないですが、これはAndroidですか?

カミクボ:インテルCPUを搭載しているWindowsタブレットです。なにしろWindowsなので、ユーザーインターフェイスの変更などもスピーディーに対応できるはずです。動作もこのように機敏で、ストレスなしです。

ワダ課長:将来的には、客席に備え付けて、セルフオーダーしてもらったり、ゲームや占いで楽しんでもらうというプランもありだな。

カミクボ次はPOS端末用の超小型PCです。

名刺2枚サイズのNOWing PC Pelliotをどーん!

ワダ課長:えーっ? これがPCですか?

カミクボ:なにしろ2枚名刺サイズですからね。これなら、モバイルディスプレイやドロワーといっしょでも場所を食いません。タッチ感度も高いし、なにしろIPSグレアパネルの液晶がきれいです。以前いただいた料理の写真をこの解像度で見ると、こんな感じです。

ワダ課長:うちの店ながら、これは美味しそうだ。これなら店舗のPOS端末としても使えるな。でも、サーバーは大きいのかな?

カミクボ:コンパクトなNOWing SERVERを店舗のバックヤードに置くのはどうかなと。POS端末から直接データを送ってもよいのですが、店舗のNOWing SERVERに処理を分散させ、センター拠点のサーバーの負荷を下げようかなと。

ワダ課長:確かにデータは夜間に吸い上げるのだが、同じ時間にバックアップまでやるので、サーバーの負荷は気になっていたんだ。気になるお値段は?

カミクボ:はい。低廉な汎用ハードウェアを使ってますし、システム自体もWindowsの汎用POSアプリケーションを多少カスタマイズすればできそうなので、かなり低廉な価格に収まりそうです。少なくとも、専用機に比べると、●●%くらいはコストを抑えられるはずです。

ワダ課長:いやあ、実にイノベーティブで、ローコスト。私のリクエストをフルコミットしてくれてますね。さっそく社長に提案しましょう!

 後日、ワダさんから社長から導入にGoが出たという連絡が来た。社長への提案には、カミクボの提案にとどまらず、「ビッグデータで新しいメニューを作る」だの、「会員証と連携してパーソナライズドメニューを作る」だの、「ランチのおかずをゲームのようにセレクトできるアプリ」だの、相当いろんな将来構想を盛ったらしいが、それも意識高い系のワダさんらしい。いずれにせよ、情シスの想像力をかき立てるインフラができて、カミクボもいい仕事ができたと満足だ。

 さて、4回に渡って送ってきた敏腕SEカミクボシリーズはいかがだったろうか?NOWing SERVERを抱え、新しいITの活用を提案し続けるカミクボ。次はあなたの会社にも訪れるかもしれない。

スモールビジネスを救うNOWing SERVERの詳細はこちら

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