返品を思いとどまらせた
クラウドサービスとの連携機能
今回、筆者があえてキャンセルすることなくN2を買った最大の理由は、ストレージとしてクラウドサービスが利用できることだった。N2はWi-FiとNFCを標準で搭載し、スマートフォンやクラウドストレージサービスと親和性が高い。
N2はスマホと連携してカメラ内の撮影済み写真をスマホ側から見たり、スマホをビューファインダーとして利用しながらN2を遠隔操作することが可能だ。
撮影写真の共有サービスとして、N2の購入者にはキヤノンの「CANON IMAGE GATEWAY」(写真共有ストレージサービス)が無償提供され、このGATEWAYを経由して他社の提供するオンラインストレージサービスやSNSにデータを転送することが可能だ。
残念ながら筆者がメインで利用しているDropboxへのパスは提供されていなかったが、無料のGoogle Driveへの転送サービスは購入時から可能だ。実際の操作としては撮影写真のプレイバック画面で、左上のアンテナアイコンをタップすることでクラウドサービスにアップロードしたい写真を選択できる。
自宅のWi-Fiルーターを介してアップロードされるので極めて快適なスピードだ。もちろん、モバイルルーターやスマホのテザリング設定でも同じことは可能。残念ながら購入後ずっとチャレンジしているが、いまだにFacebookへのログイン設定はなぜか上手く行っていない。
ユーザー層に合わせて
2シリーズ展開と言うのもアリ!?
PowerShot N2は手のひらに収まるほど小さなコンデジだが、価格性能比は極めて優秀だ。添付のストラップもN2本体の左右どちらにも取り付けは可能で、片手でのズームリング&シャッターリングの操作もかなり慣れてきた。
筆者のようなユーザーにとって、今後は対応クラウドサービスの拡充が1つのキーポイントだ。
しかし、本来の購買ターゲットは少し違うのかもしれない。今後、需要が拡大すれば、カラフルでビビッドなおまかせで楽しい機能満載のデジカメと、マットブラックが似合うコンパクトなマニアックユーザーの2ndデジカメという、2系統のラインナップ展開はどうだろうか?
今回の衝動買い
アイテム:キヤノン PowerShot N2
価格:アマゾンにて2万8702円で購入
T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。
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