どんなモノを買う時でも「衝動買い」とは“積極的なアクション”だというのが一般的な理解だろう。ところが、今回に限っては滅多にない消極的な衝動買いをしてしまった。
購入した商品はキヤノンのデジタルカメラ「PowerShot N2」(以降:N2)だ。メインのターゲットユーザーは女性かと思うようなマルチボーダーのカラフルなジャケットと一緒に一昨年発表された、ウェブ販売だけを行なっていた「PowerShot N」のニューバージョンだ。
間違ってポチッてしまった……
でも、スペックを確認してやっぱり購入決定!
カラフルでビビッドな従来機に対して、N2は成人度の高いマットブラックの大人のデジカメらしい落ち着いたデザインに変化したが、ここは意見の別れるところだろう。
従来機のN同様、もう少し遊び心があっても良かったのではとは思うが、実際に買ってくれる層を考えた結果のカラーリングなのだろう。
筆者は過去、PowerShot Gシリーズを数世代に渡って愛用していたが、それ以外のキヤノンのデジカメはいずれも極めて短命だった。それもあって、今回のN2も極めて惹かれてはいたが、要検討的商品だったので、アマゾンの「ほしい物リスト」には入れていたが、半分そのことも忘れていた。
ところが半分居眠りしながらベッドの中でスマホをいじっていた時にどうも間違って“1-Clickで今すぐ買う”ボタンに間違って触れてしまったらしい。朝起きて、アマゾンからのメールを見て、自分が昨晩のうちに意識なく買ってしまっていたことを知った。
速攻でキャンセルを入れたのは言うまでもないが、運悪く出荷体制に入った後だった。配送されてきたら、宅配便の方に返品の意志を伝えて持ち帰ってもらうつもりだった。しかし、時間の猶予はまだ少しあったので、手元に届くまでの間、ウェブでスペックなどをチェックしだした。
いろいろ見ているうちに、一度は「ほしい物リスト」に加えた商品なので、これも何かの縁かと考えるようになり、結局のところ返品せずに引き取ることにした。
重さはたった200g! コンパクトなデザインもいい感じ
普段は「Leica M」(Type240)や富士フイルムの「X-T1」、エプソンの「R-D1X」などを使っているので、配達されてきたN2は、従来のNより縦横奥行きがほんの少し大きいらしいが(幅80.9×奥行き32.3×高さ62mm)以前のモデルをまったく知らない筆者には極めてコンパクトなレンズ・カメラのように見えた。
実測してみたところ、重さはたった200g。Leica M Type240が1225gなので、N2はなんと6分の1以下だ。
梱包物はN2本体、「かんたんガイド」や保証書、サービス案内など、USB/ACアダプター、ストラップ、バッテリー、miniUSBケーブルなどだ。正面からN2本体を見るとレンズのもっとも外周のズームリングの直径がN2本体の高さに等しいという、なかなかグッドなデザインだ。
次ページへ続く、「光学8倍ズーム搭載 液晶モニターはスタンドとしても使用可能」
この連載の記事
-
第780回
トピックス
好みの時間を設定可能、乾電池式「ポモドーロタイマー」を衝動買い -
第779回
トピックス
レノボとAmazonベーシックのお勧め「ラップトップスタンド」を衝動買い -
第778回
トピックス
折ってちぎって6人で使える「Paper Pens」を衝動買い -
第777回
トピックス
ゲオでレトロ感満載「FM付き レトロスピーカー」を衝動買い -
第776回
トピックス
発売日に電子メモ「Boogie Board(papery)」を予約衝動買い -
第775回
トピックス
ユーザー評価の高いJPRiDE「model i ANC」を手に入れた! -
第774回
トピックス
割り切りが素晴らしい3COINSの3300円スマートウォッチを衝動買い -
第773回
トピックス
Galaxy純正の遺失物トレースタグ「SmartTag2」を衝動買い -
第772回
トピックス
昭和レトロなプレーヤー復刻版「サウンドバーガー」を衝動買い -
第771回
トピックス
人生最後の腕時計「ロレックス エアキング」を衝動買い -
第770回
トピックス
実測37g! 折り紙式ポータブルマウス「OriMouse」を衝動買い - この連載の一覧へ