富士通フロンテックは2月26日、発注や検品など現場業務に対応したタブレット型ハンディターミナル「FUJITSU Handheld Terminal Patio720(パティオ720)」を発表した。業務用端末に求められる見やすい10.1型液晶を搭載し、堅牢性を確保しながら従来機比約70%に薄型化。また、スタイリッシュなデザインを実現しているという。

10.1型ハンディターミナル「Patio720」
OSはWindows 8.1ベースの組み込みOS「Windows Embedded 8.1 Industry Pro」を採用する。これまでのWindows Embeddedは、通常版Windowsから一部のコンポーネントを削除して軽量化を図っていた。しかし、Windows Embedded 8.1 Industry Proは通常版Windows 8.1からのコンポーネント削除を行なっていない。そのため、一般のアプリケーションやドライバーとの互換性が高い。
Patio720は、静電容量タイプのタッチパネル採用のタブレット端末であるが、テンキーやカーソルキー、ファンクションキーなどを搭載。クリック感があるため、操作したことが確実に認識できるという。また、業務用端末として不可欠な耐環境性を確保しており、落下耐力は1.2m、防塵防滴はIP54準拠となっている。加えて、堅牢性を確保するために四隅には衝撃吸収用のバンパーが付いており、タッチパネルは衝撃に強いガラスを採用している。


