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PCに超望遠デジカメ、スピーカー……今買うべき2万円台デジタル製品 第2回

50倍超のズームも! お買い得望遠コンデジ4機種はコレ!!

2015年02月03日 12時00分更新

文● 周防克弥

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 日本最大のカメライベント「CP+2015」が2月12日から開催される。当然ながら新しいデジカメも沢山登場してくると思われ、ワクワクしている人も多いだろう。

 そんな新機種登場直前ではあるが、あえて今、お買い得なデジカメと紹介しよう。数週間待てば新機種が目白押しになるかもしれないが、世代交代の激しいデジカメはいつ新しい機種が出るとも限らないので、待っていてはいつまでも買えない。欲しい時が買いどきなのだ。

 デジカメの最近の主流と言えばやはりミラーレス一眼だが、コンパクトデジタルカメラも高級志向のモデルと高倍率ズーム機は人気がある。そして現在お値打ち感が高いのが高倍率ズーム機である。

左は光学50倍機の広角側。望遠にすると中央部の赤枠の部分が右写真のような感じで撮影できる

 高倍率ズームコンデジは見た目はちょっと大きめで少し長めのズームレンズを取り付けた一眼レフを縮小したようなスタイルが特徴だ。ズーム倍率は50倍を超える機種も多く、35mm判換算で約1200mmにも相当するような超望遠撮影ができるのが魅力。

 今回はそんな高倍率ズームを採用する、2万円台のコンデジを紹介する

ドットサイト式照準器がカッコいい!?
オリンパス「STYLUS SP-100EE」

オリンパス「STYLUS SP-100EE」

オリンパス「STYLUS SP-100EE」。本体サイズは幅121.2×奥行133.2×高さ91.3mm。重量はバッテリーとメディア込みで約589g

 「SP-100EE」は2014年3月にオリンパスから発売されたモデルで、最安なら2万5000円前後で入手できる。

 レンズは光学50倍、35mm判換算で約24~1200mm相当。レンズシフト方式の手振れ補正を採用し、動画撮影時には電子式とあわせたハイブリッド5軸動画手ブレ補正が可能になる。

背面モニターは3型(約46万画素)。EVFは92万画素で、開口部が大きいのが魅力。十字キーを使用する一般的なインターフェースだが、キー部分のアイコンが若干見づらいので、覚えるまでは注意が必要

背面モニターは3型(約46万画素)。EVFは92万画素で、開口部が大きいのが魅力。十字キーを使用する一般的なインターフェースだが、キー部分のアイコンが若干見づらいので、覚えるまでは注意が必要

電源を入れたままの広角の状態(中央)ではあまりレンズは飛び出さないが、一番望遠にすると(左)かなり長い。電源オフが右の写真。モードダイヤル横にはコマンドダイヤルが備わり、マニュアル設定がしやすい。大きめなシャッターボタンも合わせて撮るための道具としてしっかり作ってある

 撮像素子は1/2.3型の裏面照射型CMOSセンサー(約1600万画素)を採用。通常モードにおける最短撮影距離は広角側がレンズ前約7cm、望遠側が3.5mだが、マクロモードではレンズ前1cmまで寄れる。マクロモード時は広角側に固定される。

普通にストロボを開くとこのような状態だが……

普通にストロボを開くとこのような状態だが……

手前にあるスライドスイッチを操作すると半透明ミラーが持ち上がる。ファインダー上部からのぞくとドットスポットが見えるので、被写体に合わせるようにすると画面のセンターに収まる

 特徴的なのが「イーグルズアイ」と呼ばれるドットサイト式照準器だ。簡単に言うとスポーツファインダーと呼ばれる、通常では外付けファインダーのような機構がストロボの下に内蔵されている。

 真ん中に半透明のミラーがあり、画角のセンターをドットスポットで表示。被写体をドットスポットで捉えれば確実にフレーミングできるようになっている。AFの動作も確認可能なのでそのまま撮影が可能だ。

 通常、スポーツファインダーは画角を確認するために用いられことが多いが、イーグルズアイは画角の確認はできないものの、超望遠撮影時にフレームを決めやすくできる。

 EVFは約92万画素と高精細で見やすいく、しっかりと確認しながらの撮影も可能だ。

 7種類のアートフィルターやフィッシュアイ、クリスタル、ミラー、ランダムタイルといったピクチャーモード、インターバルタイマー機能など機能も充実している。

次ページへ続く、「STYLUS SP-100EEの撮影サンプル

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