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柳谷智宣の「神アプリの説明書」 第56回

名刺データを人力で入力してくれる無料iPhoneアプリ「Eight」を徹底解説

2015年01月15日 10時00分更新

文● 柳谷智宣

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撮って送るだけの簡単操作で完璧な名刺登録が可能

 名刺を撮影して送るだけと、登録は手間がかからない。少々斜めでも陰になっても、ピンボケでない限りは問題なし。複数の名刺を連続して取り込むこともできる。両面に印刷されている名刺にも対応しているのが賢い。プロフィール名刺と同様、撮影してデータを送信したら、しばらく待つことになる。ただし、すでに誰かが同じ名刺をアップロードしたことがあるなら、入力作業を飛ばして短時間で同じデータが戻ってくる仕組みだ。

 データの正確さはさすが人力作業。メアドから住所、肩書きまで完璧に入力されている。メアド以外はオペレーターの一発入力とのことだが、今のところミスは見つかっていない。

 名刺の相手に「Eight」の送信メールを送信すると、入力の優先順位が高くなる。とはいえ、初対面で名刺を交換した相手に、勧誘メールを送るのはビジネスマナーに反しているので濫用しないようにしたほうがいい。

アプリの左上のメニューアイコンをタップし、「設定」を開く

「名刺登録時の招待」をタップする

「すべてオフ」になっていることを確認する

名刺を撮影する

何枚でも連続して撮影できる

送信した名刺は「データ入力待ち」で確認できる

送信した名刺を削除してキャンセルすることもできる。右側のアイコンをタップすると招待メールが送信される

名刺を管理したりコミュニケーションを取る

 氏名や会社名、メアド、役職、部署、メールアドレスで検索できるので、目当ての名刺がすぐに見つけられる。また、それぞれの名刺にはメモを付けられるので、以前会話した内容や人となりなどを記録できる。名刺にタグを付けて、グループ分けすることも可能だ。

 お互いがEightユーザーであれば、SNSのメッセージのようにチャットする機能も備えている。とはいえ、名刺データから直接メールを送信したり電話を掛けられるので、無理に利用することはないだろう。

登録された名刺を開くと、詳細情報の確認やメモを追加できる

「ラベル」ではタグを付けて分類できる

「ラベル」はアプリのトップ画面からアクセスできる

登録した名刺の相手と、Eightの機能でメッセージをやりトルすることが可能

GmailやFacebookと連携して、Eightに招待することができる。また、名刺の右上にプロフィール画像のアイコンが表示されるようになる

 以上が、「Eight」の説明書となる。人力入力の名刺入力サービスを無料で利用できる神アプリと言える。名刺のインポート機能がないので、手持ちのデータを入力する際、再度撮影しなければならないのが面倒。特に名刺を破棄していると、乗り換えができない。対応を検討しているとのことなので、期待したいところだ。


筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII LTE 知りたいことがズバッとわかる本」(翔泳社)「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。


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