必要十分なインターフェースと通信機能
「LaVie Tab W TW708/T1S」はインターフェースとして、MicroUSB 2.0端子とMicro HDMI端子、microSD/microSDHC/microSDXC対応メモリーカードスロットなどに対応している。10.1型のLaVie Tab W TW710/Tと異なるのは、USB端子がフルサイズではなく、スマホやタブレットでよく使われるMicroBである点だ。
充電には便利なのだが、周辺機器を利用するにはMicroUSBハブや変換アダプターなどを用意する必要があるほか、USB端子利用中は充電できないというデメリットがある。もっとも、最近では周辺機器も無線で接続できるようになってきているので、それほど大きな問題ではないはずだ。
通信機能としては、IEEE802.11b/g/nの無線LANとBluetooth 4.0に対応している。8型Windows 8.1タブレットとしては標準的な構成だが、10.1型のLaVie Tab W TW710/Tと大きく異なるのは無線LANが5GHzの周波数帯に対応していない点だ。2.4GHz帯の電波は家電製品や周囲にある無線LAN親機の影響で、通信速度が低下してしまうことがある。電波が混線しにくい5GHz帯に対応の10.1型モデルのほうが安定した通信を期待できそうだ。
とは言え、2.4GHz帯のみ対応のLaVie Tab W TW708/T1Sでも通常利用なら問題ないだろう。大容量ファイルのダウンロードや高画質モードで録画したテレビ番組のストリーミング再生には、多少の影響があるかもしれない。
「LaVie Tab W TW708/T1S」はセンサー類として、GPS、加速度、地磁気、ジャイロの4種類に対応している。8型Windows 8.1タブレットではGPSに対応していないものも多いが、外出先で地図アプリを使うなら必須の機能だ。10.1型のLaVie Tab W TW710/Tはさらに照度センサーに対応しているが、使い勝手が大きく変わるようなことはない。またそのほかの大きな違いとしては、10.1型モデルではキーボードが付属しているほか、上位モデルのTW710/T2Sでは1024段階の筆圧感知対応のデジタイザーを内蔵している点が挙げられる。
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