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T教授の「戦略的衝動買い」 第312回

IPS液晶搭載で3万円台の「HP Chromebook 11」を衝動買い!

2014年12月17日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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USB 3.0もHDMI出力もないシンプルなハードウェア

Acer Chromebook C720は実測できっちり1200gだった。筆者的には限界の重さ

Acer Chromebook C720は実測できっちり1200gだった。筆者的には限界の重さ

一方のHP Chromebook 11は極めて軽い……とは言えないが、我慢できる重さの1037g

一方のHP Chromebook 11は極めて軽い……とは言えないが、我慢できる重さの1037g

 筆者が一番気にしている本体重量だが、筆者宅のキッチンスケールで実測してみたところ、Chromebook C720は1200g、Chromebook 11は1037gとたった163gの差だった。たかが163g、されど163gというのは歴史あるモバイルPCの場合もChromebookの場合も極めて重要だ。

HP Chromebook 11は、極めて標準的なQWERTY配列のキーボードを採用する

HP Chromebook 11は、極めて標準的なQWERTY配列のキーボードを採用する

 モバイルクライアント購買時における選択基準で必ずトップ3に入る“キーボードの良し悪し”はどうだろうか。日本語キーボードがどうしても必要なら正式な国内販売がされておらず日本語キーボードのないChromebook 11を選択することは不可能だ。

Chromebook C720はグローバル市場向けのQWERTYキーボードを優先させ、無理やり日本語化した雰囲気がいっぱいの日本語キーボード……どうだろうか?

Chromebook C720はグローバル市場向けのQWERTYキーボードを優先させ、無理やり日本語化した雰囲気がいっぱいの日本語キーボード……どうだろうか?

 一方、英語キーボード配列にはチョットこだわりがあり、QWERTYナチュラルなキーボードが好きな人は、英語キーボードを無理やり日本語化し、多少の変態キートップも存在するAcer Chromebook C720の日本語キーボードには違和感を覚えるかもしれない。

中央にUSB 2.0ポートが2個だけのChromebook 11。左端はmicroUSBの充電入力。右端はイヤフォン端子がある

中央にUSB 2.0ポートが2個だけのChromebook 11。左端はmicroUSBの充電入力。右端はイヤフォン端子がある

Acer Chromebook C720にはHDMI端子(左から2個目)やUSB 3.0端子もある

Acer Chromebook C720にはHDMI端子(左から2個目)やUSB 3.0端子もある

反対側には何もないChromebook 11(上)だが、Chromebook C720(下)にはもうひとつのUSB 2.0ポートや、SDメモリーカードスロットが用意されている。右端はケンジントンロック用の穴

反対側には何もないChromebook 11(上)だが、Chromebook C720(下)にはもうひとつのUSB 2.0ポートや、SDメモリーカードスロットが用意されている。右端はケンジントンロック用の穴

 Chromebook 11はシンプルな発想のChromebookのコンセプトをストレートに表現したようなハードウェアなので、入出力端子もそっけないほどシンプルだ。USB 2.0端子が2個だけで、Acer Chromebook C720には標準装備のUSB 3.0もHDMI端子もSDメモリーカードスロットも、ケンジントンロックもなく、ビデオ出力は充電用のmicroUSB端子を兼用する。

超軽量100gくらいの小さなACアダプター……microUSB端子が付いている

超軽量100gくらいの小さなACアダプター……microUSB端子が付いている

5.25V=3.0AのACアダプターなので、スマホ用やタブレット用が使用できるかも

5.25V=3.0AのACアダプターなので、スマホ用やタブレット用が使用できるかも

 唯一、充電のためのポートはユニークな入力端子ではなく、スマホやタブレットと同じmicroUSB端子を使用する。付属するコンパクトなUSB・ACアダプターのスペックは出力5.25V=3.0Aだ。これなら充電時間はかかってもスマホやタブレット用の低電力USB・ACアダプターでも充電ができそうだった。

 昨今のタブレットなどを見慣れていると、Chromebook C720の液晶パネルはどことなく少し曇ったような感じがしてしまう。周囲の環境変化の幅が広いモバイル環境では液晶パネルの品質は重要だ。

IPS液晶(右)とそうじゃない液晶(左)の差はなかなか大きい

IPS液晶(右)と、そうじゃない液晶(左)の差はなかなか大きい

誰が見てもIPS液晶を搭載したHP Chromebook 11(右)の方を使いたくなる

誰が見てもIPS液晶を搭載したHP Chromebook 11(右)の方を使いたくなる

当然のことだがIPS液晶のほうが動画の再生も快適だ

当然のことだがIPS液晶のほうが動画の再生も快適だ

 実際にChromebook C720とChromebook 11の液晶を同じ角度に広げて比較してみた。撮影結果からも分かるように、HPのChromebook 11のIPS液晶はAcerのChromebook C720に比べて圧倒的に繊細。にじみもなくきれいで、もちろん動画再生でも問題なかった。

(次ページに続く、「やっぱりACアダプターは軽い方がいい!」)

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