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重さ390g! オフィス付き8型Win 8.1タブ「ARROWS QH33/S」に注目!! (4/6)
2014年12月10日 10時00分更新
プライベートでも仕事でも使える十分な性能
ここでは、「ARROWS QH33/S」の各種ベンチマーク結果を紹介するのだが、今回は試作機である点に注意してほしい。製品版では変わる可能性があるので、あくまで参考程度にとどめてもらいたい。
Windows 8.1の快適さを表わす「Windowsシステム評価ツール」(WinSAT.exe)の結果(Windowsエクスペリエンスインデックス)では、表のような結果となった。
ARROWS QH33/SにCPUとして採用されているAtom Z3735Fは、エントリークラスで性能が低めなのだが、CPUのスコアは「5.9」と筆者が予想していたよりも高めの結果が出ている。ストレージ性能を表わす「プライマリハードディスク」のスコアについても、標準的なHDD(HDDの場合の最高スコアは「5.9」)よりも高い結果がでている。グラフィックス関連のスコアについてはWindows 8.1の快適さにあまり影響しないため、考えなくてもいい。
試用機の「Windowsシステム評価ツール」の結果 (Windowsエクスペリエンスインデックス) |
|
---|---|
CpuScore(プロセッサー) | 5.9 |
MemoryScore(メモリー) | 5.5 |
GraphicsScore (グラフィックス) |
4.1 |
GamingScore (ゲーム用グラフィックス) |
4.1 |
DiskScore (プライマリハードディスク) |
7.05 |
ストレージのアクセス速度
ストレージのアクセス速度を計測してみたところ、シーケンシャルリードで「82.73MB/秒」とやや遅めの結果が出ている。標準的なHDDでは100MB/秒は出ることを考えると物足りない数値に思うだろうが、Windows 8.1の体感速度に影響する「4K」のアクセス速度はHDDよりもはるかに高い。実際の利用ではHDDよりも快適に使えるはずだ。
「CINEBENCH」「PCMark 8バージョン2」でチェック
CPUの処理性能を計測する「CINEBENCH」では、「CPU」のスコアが「1.07」と低めの結果が出ている。計算能力よりも省電力性能を重視したパーツ構成を考えれば、納得できるスコアだ。だが2〜3年前のAtom系CPUと比べれば、性能は飛躍的に向上していることを付記しておく。
総合系ベンチマークの「PCMark 8バージョン2」では、日常的な作業の快適さを計測する「Home conventional 3.0」で「1154」、ネット閲覧や文書作成などのビジネス関連の性能を計測する「Work conventional 2.0」で「1497」という結果となった。ビジネス関連の性能についてはそれほど低くはないが、「Home conventional 3.0」のスコアがあまりよくない。だが詳細を見てみると、DirectX9相当の3Dゲームの快適さを計測する「Casual Gaming」のスコアが足を引っ張っていることがわかる。言い換えれば、3Dゲームのプレーを考えなければ問題ない性能ということだ。
バッテリー駆動時間のテスト結果は7時間40分
最後は実際のバッテリー駆動時間について。以下の条件でテストを行なったところ、開始から7時間40分でバッテリー切れとなり休止状態へ移行した。カタログ上の公称値では10.5時間となっているが、無線LAN経由でネットにアクセスし続ける負荷の高いテストでこれだけもてば十分なスタミナだ。
実際に各種ベンチマークを試してみたところ、ARROWS QH33/Sは低価格なWindows 8.1タブレットとしては十分すぎるほどの性能だ。ネットやメールなど日常的な作業はもちろん、文書作成など仕事の作業も問題なく行なえるだろう。