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ハイブリッドクラウド基盤を支える新モデルとソリューションを展開

売り切り型クラウドを手軽に導入できる「Express5800/Cloud Model」

2014年12月03日 06時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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ハイブリッドクラウド商材や新デザインコンセプトも投入

 Express5800/CloudModelの追加と共にオンプレミスとクラウドサービスを連携したハイブリッドソリューション商材の提供も開始する。2015年1月から開始するのは、Windows Server 2003サポート切れを見越した「ファイルサーバ移行ソリューション」。同社の移行ツール「NEC Easy Data Migration for FileServer(NEDAM)」を用いてオンプレミスのファイルサーバーをExpress5800/CloudModelに移行する。2015年の上半期には災害やデータ消失への対策となる「バックアップソリューション」、システム全体をクラウド側のサーバーと同期する「BC/DRソリューション」などが提供される。

ハイブリッドソリューション商材の提供

 あわせて最新のインテルCPUを搭載した新ハードウェアプラットフォームも発表された。今回追加されたラック型の「R120f-2E」「R120f-1E」とタワー型の「T120f」は、最新のインテルXeon プロセッサー E5-2600v3ファミリーを採用。Windows Server 2003のマイグレーションを視野に入れた仮想化に最適で、顧客のアプリケーション資産継承のため、Windows Server 2008(32ビット版)もサポートする。

 デザインコンセプトの統一は、運用の省力化・効率化を狙った施策。これまで同社のプラットフォーム製品はユーザーインタフェイスや運用性が製品ごとに異なっていたが、今後はサーバー、ストレージ、ワークステーション、ネットワークまで含め、ユーザービリティを統一していく。「世界中の誰でも扱えるよう、ユーザービリティを統一。操作性、保守性を向上し、外観の統一を行なうデザインガイドラインを策定する」(浅賀氏)。

統一的なデザインコンセプトの導入

 具体的には、保守交換時のHDDトレイの種別をわかりやすくしたり、交換可能なパーツにオレンジのタブを付与したり、LEDの位置でステータスを識別できるようにする。9月に投入されたラックサーバー「R120f-2M」「R120f-1M」にはすでに実装されており、新モデルの「R120f-2E」「R120f-1E」にも導入される。

 石井氏は、「Express5800はハイブリッドクラウドの基盤として強化を続け、ハードウェア、CloudModelを含め、今後3年間で50万台の販売を目指す。まだまだ進化するExpress5800を引き続きよろしくおねがいしたい」と抱負を述べた。

発表会会場では懐かしいモデルも展示された。写真はPentium II搭載のExpress5800/120DPro

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