第1回 13.3型「Luvbook J」で仕事するなら、IGZOモデルを選べ!

トリプルディスプレー環境も簡単に構築

2560×1440表示対応「LuvBook J」IGZOディスプレーモデルを検証

文●高橋量

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 ディスプレーの解像度は、ノートでは1366×768ドット、デスクトップでは1920×1080ドットが現在の標準だ。しかし普段の作業をより快適に行なうなら、2560×1440ドットの高精細なディスプレーを搭載した「LuvBook J」を選びたい。その理由は、以下の3つにある。

  • 1画面あたりの情報量が多い
  • 写真をより美しく精細に表示できる
  • 文字の輪郭が滑らかで読みやすい

 まずは、画面の情報量について。2560×1440ドット表示が可能な「LuvBook J」の場合、1画面あたりの情報量は1920×1080ドットのフルHDに比べて約1.78倍だ。ノートで主流の1366×768ドットとの差は、約3.51倍にもなる。実際に文書やWebページを表示してみると、その違いは明らか。ひと目で多くの情報を確認できるほうが、作業を効率よく進められることがわかるだろう。

1366×768ドット(左)と1920×1080ドット(中)、2560×1440ドット(右)と解像度を変更したときの情報量の違い。解像度が低い環境では表示される情報が少ないため、スクロール操作が必要となる

2560×1440ドットの解像度なら、Webページを同時に2画面表示できる

 「解像度が高いと、文字が小さくて読みづらくなるのでは?」という心配は無用。「LuvBook J」では標準でデスクトップが拡大(200%表示)されているため、文字やアイコンが大きくて読みやすいのだ。

「LuvBook J」IGZOディスプレー搭載モデルの標準デスクトップ。スケーリング機能で200%に拡大表示されている

100%の等倍表示に変更すると、文字やアイコンが小さくなってしまう。マウスカーソルの移動量が増えるため、操作性にも支障が出る

 デスクトップを拡大表示すると、オフィスやIEの画面も大きく表示される。このままでは解像度の低いディスプレーを使っているのと変わりないので、ソフトのズーム機能を使って好みの倍率に変更したい。

 ちなみに筆者は悲しいことに老眼が進みつつあるのだが、100%の等倍表示でも比較的たやすくウェブサイトを見ることができた。最近のウェブサイトは大きめの画像や余白を利用していることが多いため、極端に読みづらくなることはあまりないようだ。

標準設定のままエクセルやワードを利用すると、解像度1366×768ドットよりも大きく表示される

表示倍率を60%程度に変更すると、読みやすさと情報量のバランスがよく作業しやすい

IEで拡大率を175%に変更すると、1366×768ドットと同レベルの大きさとなる。1920×1080ドットと同じ大きさに調整する場合は、「カスタム」から表示倍率を「133%」に設定するといい

 以上のように、2560×1440ドット表示に対応した「LuvBook J」ならユーザーの好みに合わせて文字の大きさや画面の情報量を調整できる。自分なりに使いやすい組み合わせに変更することで、作業効率は大きく向上するだろう。

マウスコンピューター/G-Tune


(次ページ、「ジャギーなし! 写真や文字を高精細に表示」に続く)