どれだけ長く使えるのか!? 燃費を比較する
ユーザーがスマホで一番気にするのが「バッテリーの持ち」だそうだ。最近のスマホはもはやケータイというより、超小型PCと言えるので、当然バッテリーもゴリゴリと消耗する。普通に考えれば当然のことなのだが、フィーチャーフォンの電池持ちを体験していると、頭ではわかっていてもついつい電池を気にしてしまう。クルマも同様で、最近はエコがもてはやされるため、燃費を気にする人が多いそうだ。まあ、ガソリンは値上がるばかりで下がる気配がないので、1リッターでどれくらい走れるのかは家計的にも重視すべきだろう。
Xperia Z3のバッテリーについて、ベンチマークを取ってみた。条件は、無線LAN経由でYouTubeの4k動画を再生し、100%の状態から2時間でどれくらいバッテリーが減るのかをテスト。このとき、音声は最大、ディスプレーの輝度も最大にした。
ちょっと前だとスマホのバッテリーは1日持たないとか、それこそ昔のXperiaなんて半日でカラになるなんて言われていた。しかし、2時間経過した状態でなんと約20%しか減ってないではないか! Xperia Z3にはスタミナモードも搭載されているので、うまく運用すれば余裕で2~3日はノー充電でフィニッシュできそうだ。Xperiaに限らず、今のスマホはかなりバッテリーの持ちが改善され、普通に使えば3日以上充電ナシで使えるツワモノもいる。スマホにしない理由が「バッテリーの持ちが……」という人は、いますぐスマホに機種変しよう。
BMW Z3はエコだの燃費だのを気にして作られているわけではないが、自然吸気(NA)エンジンなので、ターボ車に比べると燃費はいい。しかし、排気量は2200ccとこのサイズのクルマにしてはなかなか……。クルマの燃費というのは運転の仕方でもかなり変わってくるが、筆者がこれまで記録してきた燃費と、最近ロングドライブをしたのでそのときの燃費を紹介したい。なお、ロングドライブでは高速道路で渋滞にハマらずに80km/h巡航した結果である。
このボディーに無理矢理詰め込んだ、2.2リッター、直列6気筒の自然吸気エンジン。BMWの直6といえばシルキーシックスと言われるほど絹のように滑らかに吹け上がるエンジンだが、そのぶんガソリンもガブガブ飲んでしまい……
まず、街乗りは「8km/リッター」を記録した。MT車だがAT車よりはマシな程度、といった感じ。ストップ&ゴーの多い街中はやっぱり苦しい。Z3は低速トルクがあまりないので、加速時にアクセルを開け気味になる。これを繰り返したら、そりゃガソリンも食うよね、と。それでも以前乗っていたRX-7(FC3S)なんか、街乗り5km/リッターとかだったから、今乗っていたらガソリンの前におサイフが空っぽになっていただろう。
高速道路での燃費は10km/リッター。オイルを交換したり、プラグを交換したり、燃費に関わる部分にはいろいろ手を加えてみたが、10km/リッター以上にはならなかった。タンク容量が51リッターなので、高速だけの巡航距離は約500kmということになる。東京から仙台、東京から名古屋くらいなら余裕で行ける(往復は無理)。実際、一ノ関から東京までノー給油で帰ってきたときの証拠が下記の写真だ。
燃費対決だが、文句ナシでバッテリーが持つので、“Xperia Z3”の勝ちとする。BMW Z3も、この手のクルマにしてはまずまずの燃費だが、やはりガソリンの高騰がネックだ……。電気代も上がったけど、スマホの充電くらいならまず気にならないので。
(次ページでは、「Xperia Z3とBMW Z3、独自機能はどっちがいい?」)

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