2TB SSD&6TB HDDで、海外の大作3Dゲームだろうとノンストレスでプレイ可能!

やりすぎ! マウスとASCII.jpが最強最速を求めた超高容量コラボPC

文●高橋量

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高性能CPUと高速ストレージ搭載で基本性能は抜群

 続いて、「NEXTGEAR i640GA4-SP-ASCII」のベンチマーク結果をご覧いただこう。Windows 8.1の快適さを表わす「Windows評価ツール(WinSAT.exe)」の結果(Windowsエクスペリエンスインデックス)では、すべての項目で「8.0」を超える高めの結果となった。このスコアであれば、Windows 8.1を快適に使えることは言うまでもない。

試用機のWindows評価ツールの結果
CpuScore(プロセッサー) 8.4
MemoryScore(メモリー) 8.4
GraphicsScore(グラフィックス) 8.7
GamingScore(ゲーム用グラフィックス) 8.7
DiskScore(プライマリハードディスク) 8.4

試用機のWindows評価ツールの結果

 「CrystalDiskMark」でSSDのアクセス速度を計測したところ、シーケンシャルリードで1030MB/秒と驚異的な結果となった。ランダムアクセスの結果も良好で、さすがRAID 0構成といったところ。HDDのアクセス速度についても十分高速で、標準的な利用ではストレスを感じることはないだろう。

システム用SSDの「CrystalDiskMark」ベンチマーク結果

データストレージ用HDDDの「CrystalDiskMark」ベンチマーク結果

CINEBENCHもPCMarkも十分な値

 CPUの処理能力を計測する「CINEBENCH」でも、かなり高めのスコアが出ている。オーバークロックには対応していないものの、定格周波数でこれだけの結果が出ていればまったく問題ない。むしろフリーズなしの安定動作を求めるなら、Core i7-4790はベストな選択肢のひとつと言える。

「CINEBENCH R11.5」のベンチマーク結果

「CINEBENCH R15.0」のベンチマーク結果

 日常的な作業の快適さを計測する「PCMark 8バージョン2」の「Home conventinal 3.0」では、「4168」と十分な結果となった。総合的なパフォーマンスを計測する「PCMakr 7」でも「6277」とかなり高めのスコアが出ている。

「PCMark 8バージョン2」の「Home conventional 3.0」ベンチマーク結果

「PCMark 7」ベンチマーク結果

大作ゲームもストレスなくプレーできるゲーム性能

 「NEXTGEAR i640GA4-SP-ASCII」では、3D性能を計測する「3DMark」の高いマシンパワーを要求する「Fire Strike」で「9719」と、ゲーミングPCとしては非常に優秀な結果が出ている。DirectX 11の機能を利用する海外製の大作3Dゲームでも、ストレスなくプレーできる性能だ。今回のテストでは1万点の大台を超えることはできなかったが、チューニングや計測タイミングによっては大台を突破することができるかもしれない。

「3DMark」ベンチマーク結果

 国内の3Dゲーム系ベンチマークを複数試してみたところ、1920×1080ドットの最高画質でいずれも快適な動作を見込めるという結果となった。GeForce GTX780Tiは3840×2160ドットの4K出力にも対応しているため、ゲームによっては超高解像度でも問題なくプレーできるはずだ。もちろん、フルHDの3画面構成でもストレスなく楽しめるだろう。

「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」ベンチマーク結果

「ドラゴンクエストXベンチマークソフト Ver.1.00」ベンチマーク結果

「ファンタシースターオンライン2 キャラクタークリエイト体験版 ver.2.0」のベンチマーク結果

「モンスターハンターフロンティアオンラインベンチマークソフト第3弾【大討伐】」ベンチマーク結果

「バイオハザード6 PC版 ベンチマーク」ベンチマーク結果

 海外ゲームについては、「Tomb Raider PC版」と「マインクラフト」、「バトルフィールド4」の3種類を試してみた。まず「Tomb Raider PC版」に収録されているベンチマークでテストしたところ、解像度1920×1080ドットの最高画質「ULTIMATE」で最小FPSが「68.0」、平均では「90.3FPS」と快適なプレーを期待できる結果となった。

「Tomb Raider PC版」のベンチマーク結果

 「マインクラフト」はビデオ設定をもっとも軽くした状態で、標準的なフィールドでのFPSが「1400」前後となった。最高画質に設定した状態でも、「150FPS」前後でサクサクプレーできるレベルだ。標準画質でのFPSは最高「450」程度で、画面にmobやブロックが増えると「150」前後となる。ちなみに画面の解像度をデフォルトの854×480ドットから1600×900ドットに変更しても、FPSにそれほどの差は出なかった。

MODを導入していない「マインクラフト」では、画質をもっとも低くした状態で最高「1461FPS」をマーク。Javaのランタイムが32ビット版なのでメモリーの割り当て量が低いが、プレーにはまったく問題ない

最高画質でも「169FPS」で、サクサクとプレーできる。処理の重いMODを導入しても、プレーに支障は出ないはずだ

解像度854×480ドットと1600×900ドットを比べても、FPSに大きな差は出なかった

 定番FPSの「バトルフィールド4」では、「NEXTGEAR i640GA4-SP-ASCII」でシングルプレー用キャンペーン「BAKU」をプレーしたときのFPSを計測。解像度1920×1080ドットの最高画質で最小66FPS、最高110FPS、平均で99.9FPSという結果となった。シーンによって多少結果は変わる可能性はあるが、ストレスなく楽しめるはずだ。

「バトルフィールド4」プレー時のFPS
最小 66FPS
最大 110FPS
平均 99.9FPS

 さらにフルHDディスプレーを3台使い、5760×1080ドットの解像度で同じ検証を行なったところ、画質が「最高」で平均37.2FPS、「高」で平均62.3FPSだった。最高画質ではシーンによってカクつくこともあったため、スムーズなプレーを求めるなら画質を調整したほうがいいかもしれない。

解像度5760×1080ドット時のFPS
画質「最高」 画質「高」
最小 25FPS 50FPS
最大 49FPS 73FPS
平均 37.2FPS 62.3FPS

トリプルディスプレー運用時のデスクトップ。解像度は5760×1080ドット!


(次ページ「30万円超えだが、コストパフォーマンスは高い「NEXTGEAR i640GA4-SP-ASCII」」へ続く)