業界人の《ことば》から 第109回
人間の手首は2つだけ、顔にかけるメガネはひとつ、そこを押さえることができるか
Apple Watchが話題、一方ソニーはウェアラブルを不動産にたとえる
2014年09月17日 09時00分更新

今回のことば
「ソニーが、どこまでファッション性を実現できるのか。ウェアラブルのデザインは、外部とコラボレーションするのが適切」(ソニーの平井一夫社長)
スマートウォッチにわく2014年後半、ソニーが打つ手は?
ドイツ・ベルリンで開催されたIFA 2014において、ソニーはいくつかのウェアラブル機器を発表した。
ひとつは、Android Wareを搭載した「Smartwatch3」。1.6型の液晶ディスプレイを採用し、Lifelogアプリと連動した各種機能を搭載。38gという軽量化を実現している。もうひとつは、「SmartBand Talk」だ。こちらは、曲面型電子ペーパーディスプレイを採用。ハンズフリー通話や音声による操作などが可能になっている。いずれも今年秋から日本で販売される予定だ。
さらに参考展示として、透過式メガネ型端末「SmartEyeglass」を出展。メガネを通じて撮影した映像を、スマートフォンに表示して多くの人と共有したりといったように、各種アプリケーションとの連動によって、幅広い利用を想定しているのが特徴だ。

この連載の記事
- 第486回 国内製造業としては過去最大となる7873億円の赤字からの復活の先は? 日立
- 第485回 パナソニックは世間を知らないという樋口氏、独自色見せる経営を、初任給も世界最高水準に?
- 第484回 リコーがPFUを子会社化、サイボウズとも提携、一気通貫のデジタル化へ
- 第483回 Red HatはLinuxの会社だと思っていたが、こんなことも……
- 第482回 シャープの新CEOは44歳の若さ、健康、世界戦略、そしてHITO
- 第481回 20年以上前からAIを使った創薬に取り組むNEC、ベータコロナウイルス属に有効な次世代ワクチン開発へ
- 第480回 カンパニー制廃止のパナソニックが持株会社制ではなく事業会社制であるとする意味
- 第479回 データを使えていないからDXができない、Celonis
- 第478回 レジだけでなく、スーパーマーケットのビジネスモデルを持ってきた企業
- 第477回 ホンダとソニーの提携、馬車が自動車に変わった、それと同じぐらい大きな変化が今後来る
- 第476回 東芝、デジタル分野での経験が長い新社長
- この連載の一覧へ