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レンズカメラにスマートグラス、IFAで注目のソニー新製品を写真多めで!

2014年09月09日 17時00分更新

文● 平澤寿康

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新レンズスタイルカメラ「ILCE-QX1」、「DSC-QX30」

 昨年のIFAで発表された、レンズスタイルカメラ「QX」シリーズの最新モデル。「ILCE-QX1」は、型番からもわかるように一眼カメラ「αシリーズ」として位置付けられる製品で、ミラーレスαシリーズと同じEマウントを備え、Eマウント対応の交換レンズを装着可能となっている点が最大の特徴。撮像素子に2010万画素のAPS-Cサイズ「Exmor R」を採用しており、システム的には「α5000」とほぼ同等となる。

 また、一眼レフαシリーズのAマウント対応交換レンズも、マウント変換アダプターを利用することで装着できる。このあたりは、ミラーレスαと全く同じだ。

Eマウントレンズが利用できる、レンズ交換式のレンズスタイルカメラ「ILCE-QX1」

2010万画素のAPS-Cサイズ「Exmor R」を採用。システムは「α5000」とほぼ同等だ

Eマウントレンズならどれでも利用可能。このように大型のレンズも問題なし

マウント変換アダプターの利用でAマウントレンズも利用できる

 レンズ交換式になってはいるが、使い方はQXシリーズと全く同じ。スマホなどとWi-Fiで接続し、スマホ側の画面を見ながら撮影を行なう。QX-10などと違い、本体にズーム調節用レバーは用意されないが、シャッターボタンは用意されるので、本体を持ってシャッターを切ることも可能だ。本体にポップアップストロボを内蔵する点も、他のQXシリーズにはない特徴。ただ、サイズが小さいので光量は少なく、大きなレンズを利用する場合にはケラレも発生すると思われるが、スナップ用途としては十分に活躍してくれそうだ。

 撮影は静止画に加えて、1080/30pのMP4動画も撮影可能。静止画は秒間最大10枚の撮影ができ、RAWデータの保存にも対応。もちろんNFC対応で、NFC対応スマホとはタッチで簡単に接続できる。記録メディアはmicroSDまたはメモリースティックマイクロ(M2)に対応。本体サイズは74×52×69mmで、重量は216g(いずれも本体のみ)。発売時期は2014年10月頃を予定しており、価格は未定。

使い方はQXシリーズと同じで、スマホなどと連携して利用するのが基本

NFC対応なので、スマホとの連携もタッチするだけだ

本体左側面にはシャッターボタンを備える

小型ながらポップアップストロボを内蔵する点も特徴だ

記録メディアはmicroSDまたはメモリースティックマイクロで、バッテリーの横にスロットがある

DSC-QX10との比較。撮像素子の大型化などもあって、かなり大きくなっていることがわかる

このような、革製の専用ケースも用意される

 「DSC-QX30」は、従来モデルの正統進化版。35mm換算で24~720mmの30倍光学ズームレンズを採用する製品。光学手ブレ補正機能も搭載しており、望遠でもブレの少ない写真が撮影できる。撮像素子は1/2.3型の「Exmor R」で、解像度は2030万画素。本体サイズは68×57×65mm、重量は178g。発売は2014年9月を予定しており、北米での販売価格は349.99ドル。

30倍光学ズーム搭載の「DSC-QX30」。撮像素子は2030万画素の1/2.3型「Exmor R」を採用

電源を入れると、レンズが大きく手前にせり出す

左側面にはズームレバーとシャッターボタンを配置

右側面にはマイクロUSB端子とバッテリー残量などを表示する小さな液晶を搭載

10倍ズームの「DSC-WX10」(手前)との比較。かなり大きくなっていることがわかる

DSC-QX1(左奥)、DSC-WX30(中央)、DSC-QX10(右手前)との比較。これはワイド端の状態

こちらはテレ端。DSC-QX30のテレ端はかなり大きくレンズがせり出す

このような、新形状のスマホ用アタッチメントも用意される


(次ページでは、「世界中で流行のアクションカムにも新製品!」)

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