航行するARROWS Tab WQ1/Mからの世界をチェック!!
今回、別途レビュー用としてソニーのアクションカメラ「HDR-AS30V」を持ち込んでいたので、ARROWS Tab WQ1/Mに載せて、ARROWS Tab WQ1/Mが航行する世界をチェックした。まさにオンボード映像になる。
さすがのソニーもタブレットに固定して航行させるようなエクスペリエンスは想定していなかったようで、ARROWS Tab WQ1/Mの上にちょこんとHDR-AS30Vを載せての航行になった。軽い波でHDR-AS30Vは水没してしまうのだが、航行仕様のARROWS Tab WQ1/Mはへっちゃらだ。そういった点では今回の航行システムは大成功といえる。
また、ARROWS Tab WQ1/Mに内蔵されているインカメラとアウトカメラを利用しての撮影も計画していたが、現地でのプリチェックの結果、思った以上にタッチパネル面に水滴が付着するためか誤タップが起き、途中で撮影が停止するイベントが多発してしまった。そのため、ソフトウェア的にタッチパネルを無効化する機能の追加がされない限り、現実的ではない。
「ARROWS Tab WQ1/M」のアウトカメラで水中撮影してみたもの。撮影自体は成功したのだが、どうにも途中で水滴による誤タップにより勝手に撮影停止が相次いだ。水中で黒田みこさんにセクシーポーズを決めてもらった姿をお届けできなくて残念である |
オンボード撮影は、水中モーターの舵を調整し、一定半径で旋回するようにした状態で行なった。筆者もARROWS Tab WQ1/Mの後ろについて移動していたのだが、高めの波を意図的に起こしても転覆する気配はなく、カメラのマウント環境をしっかりと用意すれば、結構アリなシステムな印象だ。
まずは対波性能が分かるものから。画面奥で飛び込んでいるのは、カメラマンを一部お願いした林健太氏。彼が引き起こした波で「HDR-AS30V」は水没してしまったが、航行する「ARROWS Tab WQ1/M」は転覆しなかった |
波が穏やかであれば、「ARROWS Tab WQ1/M」上から「HDR-AS30V」が落ちにくいことが分かった。というわけで、黒田みこさんのスク水をご堪能ください |
やっぱり遊べるWindowsタブレット「ARROWS Tab」!
無事に安定航行に成功させることができた。コストとしては1500円前後で実現可能なので、すでにARROWS Tab WQ1/M/ARROWS Tab WQ2/Mを持っているのであれば、夏のネタとしてトライしてみてほしい。
本来の用途を越える遊びだが、こういった遊びに耐える仕様である=作りがしっかりしていることの証明でもある。正直なところ、作りが悪い場合、ネタ用途には耐えないことが多い。無茶振りにも耐えてくれるARROWS Tab WQ1/M/ARROWS Tab WQ2/Mはステキな製品だといえるだろう。
また、夏の自由研究の課題としても「タブレットを浮かせる」だけでも、浮力だとか波だとか舵だとかのネタが豊富だ。先生方へのインパクトもバッチリなので親御さんの参考にもなるハズ。
そしてまだARROWS Tab WQ1/M/ARROWS Tab WQ2/Mを手にしていないのであれば、ほどよくお手頃価格になりつつあるARROWS Tab WQ1/Mがオススメ。ARROWS Tab WQ2/Mはハイエンド機種でもあるため、クリエイティブ用途を考えるのであれば、排気ファンもあるためアリな選択だ。
ARROWS Tabの主なスペック | ||
---|---|---|
製品名 | ARROWS Tab WQ1/M(ARROWS Tab QH55/M) | ARROWS Tab WQ2/M(ARROWS Tab QH77/M) |
CPU | Intel Atom Z3770(1.46GHz、4コア/4スレッド)、インテル ブースト・テクノロジー対応 | Intel Core i5-4200U(1.6GHz、2コア/4スレッド)/Intel Core i7-4600U(2.1GHz、2コア/4スレッド)、インテル ブースト・テクノロジー対応 |
チップセット | — | — |
メインメモリー(最大) | 4GB(4GB) LPDDR3-1066 | 4GB(8GB) LPDDR3-1600 |
ディスプレー(最大解像度) | 10.1型ワイド(2560×1600ドット) IPS Alpha液晶、タッチパネル、電磁誘導方式デジタイザ対応、LEDバックライト | 12.5型ワイド(1920×1080ドット)IPS液晶、タッチパネル、電磁誘導方式デジタイザ対応、LEDバックライト |
グラフィックス機能 | Intel HD Graphics(CPU内蔵) | Intel HD Graphics 4400(CPU内蔵) |
ストレージ | 約128/約64GB SSD | 約256/約128GB SSD |
光学式ドライブ | — | — |
通信機能 | 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n) | 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n) |
インターフェース | USB 3.0端子、microUSB 2.0端子、NFC、前面:200万画素ウェブカメラ、背面:800万画素ウェブカメラ、Bluetooth 4.0 | USB 3.0端子、microUSB 2.0端子、NFC、前面:200万画素ウェブカメラ、背面:500万画素ウェブカメラ、Bluetooth 4.0+HS |
ダイレクト・メモリースロット | microSD/microSDHC/microSDXC対応 | microSD/microSDHC/microSDXC対応 |
テレビ機能 | — | — |
センサー | 指紋センサー、GPS、加速度センサー、地磁気センサー、照度センサー、ジャイロセンサー | 指紋センサー、GPS、加速度センサー、地磁気センサー、照度センサー、ジャイロセンサー |
サウンド機能 | ステレオスピーカー、デジタルマイク、ヘッドホン/ヘッドセット兼用端子 | ステレオスピーカー、デジタルマイク、ヘッドホン/マイク/ラインイン/ラインアウト兼用端子 |
本体サイズ | 約幅267×奥行き180.8×高さ9.9mm | 約幅309.6×奥行き199.3×高さ11.9mm(タブレット単体)、約幅309.6×奥行き212.7×高さ20.0mm(スリムキーボード接続時) |
重量 | 約650kg | 約980g(タブレット単体)、約1.67kg(スリムキーボード接続時) |
バッテリー駆動時間 | 約15.5時間 | 約16時間(タブレット単体)、約13時間(スリムキーボード接続時) |
OS | Windows 8.1/Pro(32bit) | Windows 8.1/Pro/8.1 Update/8.1 Pro Update(すべて64bit) |
付属品 | 専用スタイラスペン | 専用スタイラスペン |
その他 | スリムキーボード(別売) | スリムキーボード(別売)、キーボード・ドッキングステーション(別売) |