グラフィックス強化モデルでモダンなデザインの17.3型ノート「Inspiron 17 5000」 第2回
手頃な価格でゲームを楽しめるようなノートPCが欲しい人にちょうどよいモデル
グラフィック強化「Inspiron 17 5000」は手頃価格でゲームもできる17.3型ノートだ (2/3)
2014年10月14日 09時00分更新
最新の3Dゲームもしっかり動く性能
Inspiron 17 5000の試用機の構成は、CPUにCore i7-4510U(2.0GHz)を採用し、8GBメモリーと1TB HDDを組合わせたものだ。グラフィックス機能としてGeForce 840Mを採用し、利用状態によってCPU統合のインテル HD グラフィックス 4400と切替えながら稼働するようになっている。この構成でどのような力を持っているのか、ベンチマークを通して確認しよう。
まずWindowsの快適さの指標となる「Windowsエクスペリエンスインデックス」について、評価プログラム「WinSAT」の実行結果を「Windowsエクスペリエンスインデックス」の項目にあわせた形で紹介しよう。
「CPU」と「メモリ」の値は「7.4」と好成績だ。インテル HD グラフィックス 4400で評価されているグラフィックス関連の項目は、「グラフィックス」がの値「5」、「ゲーム用グラフィックス」の値が「5.3」と低めになったが、これは仕方のないところだろう。「プライマリハードディスク」の値は「5.9」となったが、これはHDD搭載機の標準的なスコアだ。
PCの総合的なパワーを判断する「PCMark 8」の結果は中の上といったところ。3D性能を計測するベンチマーク「3DMark」ではゲーミングPCには及ばないものの、ノートPCとしてはそこそこのグラフィックス性能を持っているという結果になった。
具体的なゲームの動作については、「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」の結果で紹介しよう。ディスプレー自体が1600×900ドットでフルHDには対応しないため、1280×720ドットの設定で画像品質を変更しながら3種の設定で実施した。その結果、「最高品質」でも「やや快適」という結果が出た。実際に動作している画面の様子もなめらかで、十分にゲームを楽しめそうだ。
実際に使った感触としても、全体的に動作はキビキビしており、不自由を感じることはない。最新の3Dゲームを最高品質で楽しめるというようなゲーミングPCほどの性能は持っていないが、ゲームも楽しみたいという程度のユーザーならまず満足できるであろうといったところだ。
バッテリーについては「BBench」を、電源オプションを高パフォーマンスに設定し、無線LAN機能もオンにした状態で実施してみたところ2時間42分34秒利用することができた。
このサイズのノートPCをモバイル利用する人はいないだろうが、電源のないところで少しの間作業したいというような要望にはきちんと応えてくれそうだ。たとえば会議室で利用したい、普段は自分の部屋で利用しているがリビングで使いたいといった場合に、電源から遠い席でも快適に利用できるだろう。
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