早稲田大学は、学生が所有するスマホやタブレット、パソコンのウェブブラウザを使ってアンケートなどを集計できるオーディエンス・レスポンスシステムを開発、教員に向けて提供を開始したと7月7日に発表した。
同校では、受講生の理解度などを積極的に受け付ける「対話型、問題発見・解決型授業への移行」を促進している。これまで、専用回答端末(クリッカー)を用いていたが、選択式のアンケートや回答には使えるものの意見や質問を自由に記述することができなかった。
新たなシステムでは学生が所有するスマホやタブレット、パソコンを使って授業の理解度や質問をリアルタイムに集計できるもので、教員はその場ですぐに学生の理解度や意見を確認することができる。
昨年12月よりトライアル導入し、「意見が言いやすく、自分の意見が授業に反映されることで授業内容により興味を持てた」などの声があがるとともに、教員からは「学生の理解度に応じて解説の程度を変えられる」などの評価が得られたという。