体験して知る、楽しいデジタル 第3回
4Kをいちはやく取り入れたライターが4Kライフを語る!
4K時代は何が変わる? デジタルライターは4Kディスプレーをこう使っていた
2014年06月18日 11時00分更新
マック大好きライター広田稔
「Mac×4Kは文字のシャープさがイイ!」
① 4K環境で普段どんな作業をしているか? 4Kディスプレーは何が違うか?
Macで4Kディスプレーを使う一番の魅力は、文字のシャープさだと確信している。毎日、仕事でディスプレーを見続けて、何万文字もの文章を読んだり書いたりしている身としては、少しでも目の負担を減らしたいところ。2012年に15インチMacBook Pro Retinaディスプレーモデルが出た際にも真っ先にゲットして、文字がシャープに表示されることの気持ちよさに触れて、「これは普通のディスプレーに戻れない!」と実感してきた。
ただ、Retina表示は、液晶の4ドットを1ドットとして扱う仕組みだ。15インチMacBook Pro Retinaディスプレーモデルは、液晶パネルが2880×1800ドットなので、Retina表示にすると1440×900ドットになってデスクトップがかなり狭くなってしまう。ライターの仕事は、ウェブページやPDFなどの資料を開きながらテキストエディタで原稿を書いていくため、なるべく作業効率をアップさせるためにできればフルHD(1920×1080ドット)はほしいところ。そこでRetina表示してもフルHDの解像度を維持できる4Kディスプレーに注目していたわけだ。さらにわがままをいえば、机の上においたときに圧迫感がないように、サイズは24インチ前後のものが望ましい。
ということでデルの23.8インチ「UP2414Q」に白羽の矢を立てて購入。15インチMacBook Pro Retinaディスプレイモデル(Late 2013)と組み合わせて、3840×2160ドットを1920×1080ドットのRetina表示にして快適に利用している。すっきりした色味でにじみも少なく、非光沢パネルで蛍光灯などの照り返しがほとんど起こらないのも素晴らしい。
② 4K環境を導入する上での注意点、これから導入する人へのアドバイス
注意したいのは、OS X標準で4KディスプレーをRetina化するためには、5月16日にリリースされた10.9.3へのアップデートが必要になるということ。OS X 10.9.2ではオンラインウェアを使ってもRetina化できなかったため、23.8インチ/3840×2160ドットという細かすぎる状態で使うしかなかった。正直、文字が見づらくて「高価な置物」状態だったが、OSのマイナーバージョンアップで晴れて実戦に投入できるようになったわけだ。
③ 4Kディスプレー環境のおすすめコンテンツ、挑戦してみたいコンテンツ
4Kディスプレーを手に入れたら、ぜひYouTubeに投稿されている4K動画をチェックして、その美しさを実感してみてほしい。最近では、「Galaxy S5」や「Xperia Z2」など、スマートフォンでも4K動画を撮れることをウリにするものが増えてきたので、今後は動画編集にも挑戦していきたい。
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