5月14日、マカフィーは開催中の「クラウドコンピューティングEXPO(春)の」ブース内で新ブランド「Intel Security」に関する発表会を行なった。北米での発表から5ヶ月が経ち、日本でもいよいよ本格的に展開されることになる。
Intel Securityはインテルのセキュリティへの取り組みを表わすインテル全体の包括的なブランド。2014年始の「International CES」で発表され、日本では今回のクラウドコンピューティングEXPO(春)への出展以降、積極的に掲出を進める。
具体的には、インテルロゴに「Security」の文字を加え、さらにマカフィーのシールドを付与した新ロゴが用意されており、同社のさまざまな活動で使われる。実際、発表会が行なわれたマカフィーブースもマカフィーのコーポレートカラーである赤からインテルの青に変わっており、今後はこちらが基調になるようだ。なお、法人としてのマカフィーや、McAfee製品ブランドは変更なく、今後も併存するという。
Intel Securityの背景には、「地球上のすべての人を“安全に”結ぶ」というインテルのビジョンがある。インテル ソフトウェア&サービス事業開発本部 本部長の岡崎覚氏は、「セキュリティはあらゆる事業で重要な要素と考えている」と述べ、Intel Securityのブランドの元、PCやデータセンター、モバイル、IoTまで含めたすべての領域でセキュリティを重視する姿勢を明らかにした。
また、マカフィーの買収以降、両者でハードウェアとソフトウェアで緊密な連携を図っており、OSの階層を超えたセキュリティ対策や高速なデータ暗号化、ハードウェアID、IoTゲートウェイなどの取り組みを進めてきた。今後も単体製品からソリューションへという流れは変わらず、複雑化する脅威に対してトータルなセキュリティ対策を提供していくという。