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本当にiPhoneよりウォークマンの音はいいのか!? 第2回

二者択一ではない!? iTunesとウォークマンを“共存”で使おう!

2014年03月04日 12時00分更新

文● 海上 忍

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 前回はウォークマンがなぜ高音質と言われるのか、その理由を解説したが、今回はPCでの音楽管理やウォークマン本体の再生機能など使い勝手について紹介する。

iTunesが使えない、という時点でウォークマンへの興味を失っている人も多いと思うが……

iTunesが使えない、という時点でウォークマンへの興味を失っている人も多いと思うが……

 特に、現在iPhoneとiTunesの組み合わせで音楽を聴いているという人にとって、音楽プレーヤーをウォークマンにするというのは煩雑な手間がかかりそう、と思われるかもしれないが、実はそうでもなく、iTunesとの共存も難しくはないのだ。

ウォークマンもいろいろあります

NW-ZX1と同じくS-Master HXを搭載しハイレゾ音源の再生が可能な「NW-F880」シリーズ。「OS-CON」などの高音質パーツが省かれているといった違いがある

NW-ZX1と同じくS-Master HXを搭載しハイレゾ音源の再生が可能な「NW-F880」シリーズ。「OS-CON」などの高音質パーツが省かれているといった違いがある

 その前に、これまで「ウォークマン」=「NW-ZX1」的な扱いをしてきたが、実際にはさまざまなモデルが存在し、機能も異なる。本特集では引き続き最上位モデルのNW-ZX1をメインに紹介するが、ここでそのほかのラインナップについても紹介しておこう。

S-Master搭載ウォークマンラインナップ
シリーズ名 NW-ZX1 NW-F880 NW-M500
デジタルアンプ S-Master HX S-Master MX
DSEE DSEE HX ――
ClearAudio ClearAudio+ ――
ノイズキャンセル ――
FMラジオ ――
NFC&Bluetooth
無線LAN ――
OS Android 4.1 独自
S-Master非搭載ウォークマンラインナップ
機種名 NW-S780 NW-E080 NW-WH300/W270S
DSEE DSEE ――
ClearAudio ClearAudio+ ――
ノイズキャンセル ――
FMラジオ ――
NFC&Bluetooth Bluetoothのみ搭載 ――
無線LAN ――
OS 独自

 ラインナップはS-Master搭載機と非搭載機の2種類に分かれる。S-Master搭載機でも、ハイレゾ音源の再生に対応した「S-Master HX」採用モデルと、非対応の「S-Master MX」採用モデルがあり、前者はAndroid採用機種のみが搭載している。

S-Master非搭載の「NW-S780」シリーズ。ポッドキャスト対応でBluetoothを内蔵する

同じくS-Master非搭載でS780の下位モデルにあたる「NW-E080」シリーズ。ちなみに、S、Eシリーズとも小型スピーカー同梱モデルを用意する

 シリーズ全体を通して、圧縮音源の高音質技術「DSEE」や、音質を自動で最適な設定にする「ClearAudio+」(後述)の有無などの違いもある。

オーバーイヤーヘッドフォン一体型の「NW-WH300」シリーズ。耳から外してヘッドバンドを首にかけるとスピーカーになる、というギミックも

オーバーイヤーヘッドフォン一体型の「NW-WH300」シリーズ。耳から外してヘッドバンドを首にかけるとスピーカーになる、というギミックも

防水仕様の「NW-W270S」シリーズ。装着しながら水泳ができる

防水仕様の「NW-W270S」シリーズ。装着しながらプールで水泳ができる

 なお、NW-WH300/W270Sは機能的には少ないが、WH300はオーバーイヤーヘッドフォン一体型モデルとなっている。また、W270Sは防水仕様となっており、泳ぎながら音楽を聴けるという特別なモデルだ。

スマートフォンとの連携使用が可能な「NW-M500」シリーズ。Bluetooth内蔵でスマホのワイヤレスイヤフォンとしても使用できる

スマートフォンとの連携使用が可能な「NW-M500」シリーズ。Bluetooth内蔵でスマホのワイヤレスイヤフォンとしても使用できる

 上記の2機種とNW-M500は映像を表示できるようなディスプレーは搭載しておらず、動画の視聴などは行なえない。

 ちなみに、後述の「Content Transfer」(Mac版)や「Media Go」といったソフトウェアは上記の全機種で利用可能だ。

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