NVIDIAは18日、ミドルレンジGPUの「GeForce GTX 750 Ti」と「GeForce GTX 750」、およびハイエンドGPUの「GeForce GTX TITAN BLACK」を発表した。
GeForce GTX 750 Ti
「GeForce GTX 750 Ti」は、新アーキテクチャー「MAXWELL」を採用するGPU。28nmプロセスで製造され、ダイサイズは156mm2。ベース/ブーストクロックは1020MHz/1085MHzで、TDPは60Wとなる。ビデオメモリーは2GB搭載モデル(149ドル)と1GB搭載モデル(139ドル)の2種類が存在する。
MAXWELLでは、KEPLERのSMX(Streaming Multiprocessor eXtreme)を4つに分けた、SMM(Steaming Multiprocessor Maxwell)と呼ばれるユニットで構成される。これによりコアの使用率を上げ、KEPLERより35%性能が向上したという。
GeForce GTX 750
「GeForce GTX 750」は同Tiの下位モデル。MAXWELLアーキテクチャーを採用し、ベース/ブーストクロックはTiと同じ1020MHz/1085MHzだが、メモリー周波数が1250MHzとなる(GTX 750 Tiは1350MHz)。搭載メモリーは1GBで、TDPは55W。価格は119ドル。
GeForce GTX TITAN BLACK
同時に、ハイエンドGPU「GeForce GTX TITAN BLACK」のスペックが公開された。6GBのビデオメモリーを搭載するGeForce最上位機種で、2880のCUDAコアを搭載するKEPLERアーキテクチャーを採用する。
GPU Boost 2.0による自動オーバークロック機能はもちろん、最新のグラフィックスAPIであるDirectX 11.2もサポート。さらに、ディスプレイ同期技術である「G-SYNC」をはじめ、「GameStream」や「ShadowPlay」もサポートしている。価格は999ドル。国内では14万円台後半となる見込みだ。
