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クラウドワークスとMITがクラウドソーシングを共同研究

2014年02月18日 05時24分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 クラウドワークスは18日、クラウドソーシング業界において日本初として、米国のマサチューセッツ工科大学(MIT)と連携し、クラウドソーシングに関して共同研究を行うと発表した。

 同社は、アプリ開発やホームページ制作、デザイン、ライティングなどの分野で仕事の発注者と受注者をサイト上でマッチングさせるクラウドソーシングサービス「クラウドワークス」を提供している。クローズドβ版サービスを2012年3月に開始して以来、14年1月現在までの累計発注社数は約2万3000社に及び、登録された仕事の予算総額は68億円を突破した。

 今回の共同研究プロジェクトでは、同社のクラウドソーシングサービスを通じた受注者と発注者の双方の利用動向を分析。人々の労働に関するより良い制度設計を研究していく。同社ではすでに13年から、「クラウドワークス」の手数料全面無料化を題材に、手数料変化による仕事量や質、ユーザーアクティブ率などの変化の分析に取り組んでいるが、それらの結果をMITの研究チームとの連携でさらに活用。研究成果は、クラウドソーシングの可能性の拡大などに期待される。

 共同研究に関して情報発信を行う特設サイトとして「クラウドワークスリサーチ」も開設。同サイトにはクラウドソーシング研究のハブ機能も持たせており、クラウドソーシング研究の第一人者として知られる東京工業大学の比嘉 邦彦教授をはじめ、国内外の大学・研究機関との積極的な連携も図っていく。

特設サイト「クラウドワークスリサーチ」

特設サイト「クラウドワークスリサーチ」

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