タブレットもノートも、デスクトップPCも「Venue 11 pro」におまかせ! 第2回
充実したオプションでデスクでの利用も快適に
オプション充実!フルサイズPCとして使えるWindowsタブレット「Venue 11 pro」 (1/2)
2014年03月04日 11時00分更新
デルの「Venue 11 Pro」はWindows 8.1を搭載した10.8型タブレットだ。 基本スペックを選択できるほか、オプションのフルサイズキーボードやドッキングステーションと組み合わせて、ノートPCやデスクトップPCのように使用することができる。 前半では、本体デザインやインターフェース周辺について紹介したが、後半では実際の使い勝手等を紹介しよう。
十分な実力で快適利用OK
試用機の構成は、CPUとしてIntel Core i5-4210Yを採用し、4GBのメモリと128GBのSSDを搭載したものだ。この構成でベンチマークによる性能評価を行ってみた。
Windows 8.1には、快適さの指標となる「Windows エクスペリエンスインデックス」を搭載しないため、評価実行ファイル「WINSAT.exe」の実行結果を「Windows エクスペリエンスインデックス」の項目に合わせて紹介しよう。「プロセッサ」の値は「6.6」、「sメモリ」の値は「5.9」と中堅クラスの結果が出ている。グラフィックス関係は「グラフィックス」の値が「5.5」、「ゲーム用グラフィックス」の値が「4.8」となっているが、これはCPU統合のIntel HD Graphicsを採用しているから、妥当なところだろう。「プライマリハードディスク」の値はSSD搭載機らしく「8.15」と高いものになった。
PCの総合的なパワーを判断する「PCMark 8」では、タブレットとしてはそこそこの結果が出ている。一方で3D性能を計測するベンチマーク「3DMark」は低いスコアになっているが、これはゲーム向けのマシンではないことを考えると当たり前といったところだろう。ディスクアクセス速度をはかる「CrystalDiskMark 3.0.2」はよい結果が出ている。
全体的に特に好成績というわけではないが、使っていてひっかかりを感じるようなことはなかった。特に重い処理をするわけではないタブレット的な使い方だと、SSDのレスポンスのよさが効いてくる。使いたい時にさっと起動してくれることなどを重視したいユーザーにはちょうどよいだろう。
バッテリーについては「BBench」で計測した。電源オプションを高パフォーマンスに設定し、無線LAN機能もオンにした状態での実施で3時間06分14秒使うことができた。モバイル利用時には省電力な設定を利用したい。またオプションのバッテリー内蔵キーボードなども利用するとよいだろう。
(次ページ、「充実したオプションでデスクでの利用も快適に」に続く)
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