NEXから名称が変更された「α5000」と「α6000」
ミラーレス一眼として高い支持を得ていたNEXシリーズは、今回の新モデルから名称が変更され、エントリー向けだった「NEX-5F」の後継として「α5000」、「NEX-6」と「NEX-7」の中間的なモデルとして「α6000」となっている。これら機種の上位は「α7」といった流れになっており、Eマウント対応製品をよりプッシュしていくようだ。不安なユーザーもいそうなので、αマウントについて尋ねてみたところ、こちらもちゃんと拡充するとのこと。「α900」(DSLR-A900)以降登場していないOVF(Optical View Finder)のハイエンド機については、回答を得られずだった。
カメラ女子やエントリー層を狙った「α5000」
まずはα5000。マルチインターフェースシューを備えておらず、またカラバリが4種類と豊富な点からもいわゆるカメラ女子やエントリー層を狙った製品になっている。背面のチルト可動式液晶ディスプレーは、上方向にのみ駆動し、最大で180度、つまり本体正面側に液晶面を向けることができる。これは自分撮りやパーティーショット向けのもので、この状態になると自動的にシャッターは3秒のセルフタイマーに切り替わるといった点がユニークだ。
イメージセンサーサイズはAPS-C。BIONZ XやRAW対応など、かなりの微調整が行なえるようになっているため、メインの機材があり、そのサブとしてちょっと撮るくらいならば、α5000でも十分というユーザーも出てきそうだ。