
自然言語理解や文脈把握技術で検索を補助する「アシストVoice」
NECパーソナルコンピュータは2月14日、会話機能や文脈把握技術を備えるWindows 8.1対応の音声対話アプリケーション「アシストVoice」のダウンロード販売を開始した。
パソコン画面内に現れるアシスタントキャラクター「パイロ」がユーザーの欲しい情報を会話から理解し、最適と思われるWeb検索結果を提案してくれる。また、音声によるアプリ起動や文字入力にも対応する。パイロの声には、人の声で合成するコーパスベース音声合成方式を採用。高品質音声合成エンジンを搭載し、より人間らしく自然な音声の実現をうたう。
ユーザーに対し積極的に質問をすることでその意図をくみ取り、情報を絞り込む「ゴール共有型会話機能」を搭載。該当する情報が見つからない場合は、条件範囲を広げるよう対話によりユーザーを促す。自然言語理解や文脈把握技術により、自然な会話からユーザーの検索をアシストできるという。
たとえばユーザーがPCに向かって「品川でごはんを食べたい」と言えば、パイロが品川付近のレストランを検索。候補が多い場合は「どんな料理にしますか?」「予算はいくらくらいですか?」と絞り込む条件を尋ねてくる。次に「ボーリングがしたい」と別の話題を出した場合も、文脈上話題が切り替わったことを理解しながら「品川」という場所の条件を引き継ぐため、「品川付近のボーリング場」で検索するという。Webブラウザだけでなく、「メールを送りたい」と言えばメールアプリが起動し、音声入力による文書作成が可能。
Vectorのサイトよりダウンロードでき、価格は1980円。動作対象機種は2013年夏モデル「LaVie Tab W」(Windows 8.1に更新が必要)、「LaVieシリーズ」と「VALUESTARシリーズ
」 の2013年秋冬モデル以降の一部となっている。
