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Dell SonicWALLのコア技術の性能テストも披露

デル・ソニックウォール、他のデル製品と連携して市場拡大へ

2014年01月24日 16時00分更新

文● 谷崎朋子

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デルは1月23日、デル・ソニックウォールのビジネス戦略記者説明会を行なった。デル傘下で再スタートした1年間の成果と今後の戦略、それを支えるDell SonicWALLのコア技術の性能テストが紹介された。

他社からのリプレース増はデル買収効果?

 デル・ソニックウォールとして本格的に事業開始してからはや1年。デル ソフトウェア事業本部 セキュリティソフトウェア本部 本部長 藤岡健氏は2013年度を振り返り、「出荷台数はSMB市場を中心に過去最高を記録し、次世代ファイアウォールのエンタープライズモデル「SuperMassiveシリーズ」は特に教育機関や県市町村など公共部門で導入が増えた。何より、他社製品からのリプレースが進むなど、(2012年の)デルによる買収効果が顕著化した」と述べる。

デル ソフトウェア事業本部 セキュリティソフトウェア本部 本部長 藤岡健氏

 今後のビジネス戦略では、Dell SonicWALLとPCライフサイクル管理製品「KACE」、セキュリティサービス「Dell SecureWorks」を柱に、SMBから中・大規模企業の市場シェア拡大に向けて取り組んでいく。具体的には、SMB市場向けにはアップグレードや他社製品乗り換えキャンペーンの推進、新規代理店の開拓を実施。中・大規模企業市場では、トータルソリューションをワンストップで提供できるメリットを強調、既存のデルパートナーを通じて販売促進していく。

 その中で、戦略の柱の1つに挙げられたDell SonicWALLとDell SecureWorksは、脅威対策の運用負荷を抑え、よりセキュアな環境を維持するITトレンドとして同社は注目する。

 「企業システムは潜水艦のようなもの。全方向からの水圧を受けており、その圧力は日ごと増している。そのため、どこか一か所でも弱点があると一気に破られてしまう」。デル SecureWorks ビジネス&マーケティング シニア・マネージャ 古川勝也氏はこう説明し、システム全体で最弱の部分が防衛レベルと認識し、エンドツーエンドの多層防御を実施する必要があると強調した。

デル SecureWorks ビジネス&マーケティング シニア・マネージャ 古川勝也氏

 Dell SecureWorksは、15年以上のセキュリティ&リスクコンサルティング、スレット・インテリジェンス(最新のセキュリティインシデントを分析、攻撃元データベースや分析結果からプロアクティブな対策を実施)、インシデント・レスポンス、マネージド・セキュリティ・サービスを提供する。Dell SonicWALLと組み合わせることで、企業が目指すセキュリティ対策の目標(To-Be)に向けて、ポリシー策定から導入、運用まですべてをワンストップでサポートする。

Dell SonicWALL+Dell SecureWorksが実現するエンドツーエンドのセキュリティソリューション

同価格の競合との比較テストを披露

 発表会の最後にはDell SonicWALL Network Security Appliance(NSA)シリーズのパフォーマンステスト結果が公開された。「ファイアウォール機能からアンチウイルス/合うパイウェア、IPS、コンテンツフィルタまで、高度なセキュリティサービスすべてを同時に動かしても高速処理できることが、次世代ファイアウォールの必須条件」と話すデル デル・ソフトウェア セールスエンジニア マネージャ 富田隆一氏は、NSA2600/3600/4600/5600/6600と、同価格の競合他社製品との比較検証結果を発表した。

デル・ソフトウェア セールスエンジニア マネージャ 富田隆一氏

 テストでは、高負荷テスト装置「BreakingPoint」を使ってHTTPの疑似ユーザートラフィック(512KBのファイルデータで、物理最大スループット2Gbps)を、最初は毎秒60トランザクションからスタート、段階的に20トランザクション増やしながら最大400トランザクションまで生成。全セキュリティ機能をオンにした場合の処理性能を検証した。

 結果、中継パケットをメモリに格納、ファイルを組み立ててからスキャン処理する競合他社製品は、CPUとメモリの負荷が大きいことから、処理速度は激しく昇降。CPU負荷率が90%を超えた瞬間にスキャンを自動で無効化するも、フェール回数も多く、十分なパフォーマンスを確保できずに終始不安定だったという。

 一方のNSAシリーズは、ディープパケットインスペクションに独自のReassembly-Free Deep Packet Inspection(RFDPI)技術を採用。RFDPIは、パケットの蓄積やファイルの組み立てをせずに、パケット単位で処理する。これにより、高速処理が実現、フェール回数を1、2回に抑えながら、それぞれのモデルなりに処理可能な範囲を保ちつつ安定したスループットを出せたと富田氏は解説した。

NSA3600(5コア)のパフォーマンス性能の波形

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