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クライアントPC/モバイル端末の増加で頭を抱える企業に提案

ITの5大課題を「Dell KACE Kシリーズ」でスッキリ解決

2014年08月26日 19時52分更新

文● 花茂未来

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ニッポンレンタカーアーバンネットのDell KACE Kシリーズ導入後のシステム構成図

 デルは8月26日、ニッポンレンタカーアーバンネットがデルのシステム管理アプライアンス「Dell KACE Kシリーズ」の導入により、OS移行や適切な資産管理の実施、そして運用にまつわる負荷の抑制を実現した事例を発表した。

 ニッポンレンタカーのフランチャイジーであるニッポンレンタカーアーバンネットは、インターネットによる即時予約サービスや24時間営業をいちはやく実施してきた経緯があり、PCやiPad、iPhoneなどの設備を充実させ、ワークスタイルの変革にも取り組んでいる。

 しかしPCやスマートデバイスの活用を積極的に進めていくにともない、Windows XP搭載PCのOS移行、クライアントPCの運用管理負荷の抑制、スマートデバイスの管理などさまざまな課題も浮上してきていた。具体的には下記のようなものだ。

  • 近年導入したクライアントPCの中にはハードウェアのサポート期間が満了を迎えていないものが多く、PC本体を含めた入れ替えは難しい
  • ハードウェアによる故障が発生した場合、現地での作業を行う必要があったが、サポート依頼が月に10~15件あり、そのたびに業務を中断して対応していた
  • 資産管理は表計算ソフトによる資産台帳を作成していたが、手作業によるヒューマンエラーがあった
  • OSのセキュリティ更新では、24時間営業の店舗のPCは常に稼働しているため、適切なタイミングでの更新が難しいケースがある
  • スマートデバイスについて、クラウド型モバイルデバイス管理サービスを導入していたが、詳細な管理を行うためにはオプションサービスが必要になり運用コストの増加が懸念されていた

 こうした課題を「Dell KACE Kシリーズ」の導入により解消したという。

 もともとニッポンレンタカーアーバンネットは、以前からデル製クライアントPCを導入していたほか、昨年はデルのサーバー/ストレージを利用して仮想化基盤も構築されていた経緯があり、2013年6月にDell KACE Kシリーズの採用を決定した。

 導入したのは物理アプライアンスの「Dell KACE K2000」、仮想化ソフトウェア版の「Dell KACE VK1000」および「Dell KACE VK3000」だ。

Dell KACE K2000はは物理アプライアンス。Dell KACE VK1000/3000はPowerEdge R620上い構築された仮想サーバー基板上で稼働している

 型番順に紹介すると、Dell KACE VK1000は、システム管理ニーズに対応するアプライアンス製品。パッチ管理や資産管理、ソフトウェア配布といった多彩な管理機能を提供している。Dell KACE K2000は、OSイメージの展開やリカバリーを高速実行する物理アプライアンス。Dell KACE VK3000は、モバイルデバイスの管理に特化したアプライアンスで、iOSおよびAndroid OS搭載のモバイル端末に対して、インベントリ管理および追跡、プロファイル管理、デバイスのロック/アンロック、遠隔によるデータ消去/リセットといったセキュリティ機能を提供する。

 ニッポンレンタカーアーバンネット 開発部システム課 係長の山崎氏は、「特にユーザデータの収集から、デルのPCであれば機種を自動的に判断、ドライバーを 含めた更新も全部やってくれるように設定できる点を高く評価しました。そして、検討していたマイグレーションサービスと比較して3分の1程度のコストで導入できることも、選択の決め手となったのです」とコメント。

 また、「デルは、営業担当者や製品のスペシャリストが一体となり、こちらが求める要件に合致した提案をしてくれただけでなく、設計や導入サポートでも営業担当者やエンジニアの連携が密に行われているので、安心してプロジェクトをまかせることができます」と評価している。

 本事例の詳細は、デルのホームページで配布しているPDF資料にて確認可能だ。

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