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新モデル「NX900シリーズ」は税込160万円台から

高嶺の花は昔の話?ファイア・アイがIPSのエントリモデル

2014年01月16日 14時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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1月15日、サンドボックスをベースにしたIPSを展開するファイア・アイは既存の製品名を一新し、ブランドを再定義。また、ブランチオフィスや中小企業向けの新製品「FireEye NX900シリーズ」を投入した。

新セキュリティ製品カテゴリ「STAP」でリーダーに

 ファイア・アイは標的型攻撃の保護に効果を発揮するサンドボックス型のIPSアプライアンス「FireEye Threat Prevention Platform」を提供している。ファイア・アイ カントリーマネジャーの茂木正之氏によると、調査会社のIDCが新しいセキュリティ市場のセグメントとして昨年定義した「Specialized Threat Analysis and Protection (STAP)」のリーダーに位置づけられているという。

ファイア・アイ カントリーマネジャーの茂木正之氏

 従来のラインナップは、Webやメール、ファイルなど管理対象をベースに製品名が付けられていたが、今回はこれらがすべて刷新。Web MPSが「FireEye NXシリーズ」、E-mail MPSが「FireEye EXシリーズ」、File MPSが「FireEye FXシリーズ」にリブランディングされた。あわせてCMSと呼ばれていた統合管理ツールは「FireEye CMシリーズ」、サービスプロバイダー向けモデルは「FireEye AXシリーズ」に変更された。各モデルには、シリーズを表わす英型番、スケーラビリティを表わす数字が付けられる。

新しいFireEye Threat Prevention Platformのラインナップ

160万円からの新モデルも登場

 新モデルとして、従来のエントリモデルに比べて、大幅に低価格化を図った「FireEye NX900シリーズ」を投入した。ソフトウェアは上位機種と同じものと用い、既存のFireEye製品との統合や情報共有、CMSによる統合管理も可能。これにより、従来ターゲットだったエンタープライズに加え、中堅中小企業や大企業のブランチオフィスでの導入も可能になると言う。

10Gbps対応のハイエンドモデル「NX10000」とエントリモデルの「NX900」

 FireEye NX900シリーズの販売予定価格は159万9000円(税別)となっている。

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