PCパーツ人気ランキング&店員も欲しがる旬なパーツ(11月23日~12月23日)
【売上ランキング】2013年最後はHDDとSSDの人気をチェック
2013年12月25日 17時00分更新
毎週、新製品が登場するアキバのPCパーツショップ。そんなPCパーツの売れ筋ランキングと、日々パーツに接しているPCパーツショップ店員が自信を持ってオススメする旬なパーツを掲載する本コーナー。
売れ筋ランキングは、CPU、メモリー、マザーボード、 HDD/SSD、ビデオカードといった主幹パーツからケースフ ァンといった小物まで、旬なパーツを隔週で掲載していく。
PCパワーアップの定番SSDと
HDDの売れ筋を聞いた
システムに使用すると、HDDには戻れなくなる爆速なSSDと、旬なハイレゾ音源やデジカメで撮影した大事な写真、ビデオ動画など、何かと必要になるデータ保存用のHDDは、PCの定番パワーアップパーツ。
価格も1万円程度からとお手ごろなので、小遣いをやりくりしての購入も容易な部分。とくにSSDは、その効果は絶大ながら外見からはパワーアップの痕跡が見えず、箱も処分に困らないと、奥さんの目を盗んでのPCパワーアップにベスト!!(妻帯者は、家庭内の平和のためにコレが非常に重要……。通販時は営業所止め置きも)
SSD、HDDとも目新しい新製品は登場していないが、年内最後のランキングは、鉄板PCパーツといえるSSDとHDDを調査することにした。ランキングデータは、SSDとHDDの週末特価品も多いBUY MORE秋葉原本店に協力をお願いし、11月23日~12月23日までの1ヵ月のランキングを提供してもらった。
SSDは“ニコル”再来で
Samsung製がダントツトップ
集計期間 11月23日~12月23日 ドスパラパーツ館 | ||
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順位 | 製品名 | 実売価格 |
1位 | Samsung「MZ-7TE250B/IT」 (250GB、SATA3) |
1万6800円 |
2位 | PLEXTOR「PX-128M5M」 (128GB、mSATA) |
1万2480円 |
3位 | 東芝「HDTS212XZSTA」 (128GB、SATA3) |
1万480円 |
4位 | Intel「SSDSC2CT180A4K5」 (180GB、SATA3) |
1万3980円 |
5位 | Samsung「MZ-7TE120B/IT」 (120GB、SATA3) |
9800円 |
6位 | 東芝「HDTS225XZSTA」 (256GB、SATA3) |
1万7980円 |
7位 | PLEXTOR「PX-128M5S」 (128GB、SATA3) |
1万980円 |
8位 | PLEXTOR「PX-128M5P」 (128GB、SATA3) |
1万3580円 |
9位 | 東芝「HDTS312XZSTA」 (128GB、SATA3) |
1万980円 |
10位 | Intel「SSDSC2CT240A4K5」 (240GB、SATA3) |
2万2480円 |
※価格は12月24日調べの販売価格。店頭ならびに通販での価格、在庫を保証するものではありません。
1位は11月29日からキャッシュバックキャンペーンが始まったSamsung製SSD「840 EVO」の250GBモデルだ。
「12月14日からキャッシュバックとは別に店頭での割引キャンペーンが始まったのが大きいですね。250GBは2000円のキャッシュバックが受けられますから、コストパフォーマンスはダントツにいいですよ。同じく、ネームバリューと信頼性が高く、価格が手ごろな定番のIntel SSD 335シリーズと東芝Q Series(HDTS2××XZSTA)も、安定して人気がありますよ」とのこと。
ランキングで気になったのが、2位の「PX-128M5M」。mSATA SSDが、ランキング上位に来るのは珍しいのだが、このあたりを聞いてみると、「これは11月13日から販売されたHaswell CPUを搭載するIntel『NUC』とGIGABYTE『BRIX』の影響ですね。高速で信頼性も高いとあって、NUC、BRIXで組むひとの多くが購入されます。おかげで、1位の『MZ-7TE250B/IT』とほぼ同じくらい売れています」とのことだ。
また、3位や6位にランクインしている東芝製SSDの「Q Series」をさらに高速化した「Q Series Pro」(HDTS312XZSTA)も、発売開始から10日だが、9位にランクインしているのもポイント。BUY MORE秋葉原本店での価格差(12月24日調べ)は、128GBでは500円と少ないのでねらい目だろう。
ちなみに、mSATAはSamsungが、TLC NANDフラッシュを採用した「840 EVO」のmSATAモデルを発表済み。発売は2014年早々になるようだが、「840 EVO」の高速性を残しつつ、最大1TBを実現しているので、価格次第では大容量SSD搭載の極小PC自作も手軽に組めるようになりそうだ。
さらに「NUC」をファンレス化できるPCケースを販売しているakasaが、Haswell版に対応する「Newton H(A-NUC03-A1B)」と「Tesla H(A-NUC05-A1B)」を発表しているので、来年も極小PCは要注目だ。