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2013年のAV機器業界はハイレゾ音源が熱かった!

2013年12月28日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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テレビは4Kテレビの普及がますます進む!!
4Kテレビ放送は2014年内に実現か!?

独自の超解像技術を活かした4K高画質に加え、地デジ6chの全録にも対応する多機能4Kテレビ。4K/60p信号の入力もアップデートで対応する

東芝「58Z8X」は、独自の超解像技術を活かした4K高画質に加え、地デジ6chの全録にも対応する多機能4Kテレビ。4K/60p信号の入力もアップデートで対応

 最後の話題はテレビ関連だ。テレビ市場は各社が4Kテレビを投入したこともあり、売り上げも徐々に上向きになってきている。

 地デジ化を控えて薄型テレビが爆発的に売り上げを伸ばしはじめた2003年から10年が経ち、従来は7~10年と言われていた買い換えサイクルの時期も来ているため、特に32V型クラスを購入した層が、40V型以上の大画面テレビへの買い換えをしはじめているのではないかと思う。

 そこで4Kテレビがどんな形で普及していくかがポイントになるだろう。現在4Kテレビを手に入れている層は、将来性に期待する人や4Kコンテンツがない現状でも4K解像度の画質のメリットを認めている高画質派だろう。50V型を超える大画面であれば、4K解像度の緻密な映像は大きな魅力になる。

 期待される4K放送については、現状の地上波では帯域的に十分ではないため、CSないしBSでの放送という形をとることになる。

 夏に期待されているW杯は4Kカメラでの撮影などは行なわれるだろうが、W杯の試合を4Kで中継するというのは、実験放送ないしその模様を公開するイベント的なものなど限定的になるだろう。

 つまり、夏までに一般の家庭で使う4K放送対応のチューナー機器がどうやら発売されそうにないということだ。予想では、4K放送用チューナーは年内までには発売される見通しで、W杯をはじめとする4Kコンテンツはその段階で放送されるようになるようだ。

 もしかすると、4K放送よりも先行するかもしれないのが4Kコンテンツの動画配信だ。ダウンロード配信ならば、帯域や伝送速度の影響が少ないため、現状でも対応しやすい。

 ただしそのためには、4Kコンテンツで採用される「HEVC」という新しい動画圧縮方式に対応する必要がある。これについては、外付けアダプターやセットトップボックスなどの形でも提供されるだろう。あるいはPCならばソフトウェアの追加で対応ができるため、4KコンテンツはPC経由で見る方が簡単に実現できるかもしれない。

 放送チューナーしろ、4K動画配信用のセットトップボックスにしろ、いずれはテレビに内蔵されるものだが、こうした外部機器が登場するにあたって重要になるのが、接続のための規格だ。

HDMI 2.0に対応したパナソニック初の4Kテレビ「TH-L65WT600」。4Kアップコンバート技術や4K動画補間など、最新鋭の技術が盛り込まれている

HDMI 2.0に対応したパナソニック初の4Kテレビ「TH-L65WT600」。4Kアップコンバート技術や4K動画補間など、最新鋭の技術が盛り込まれている

 これがHDMI 2.0だ。現時点でHDMI 2.0に完全対応しているのは、パナソニックの「TH-L65WT600」(実売価格75万円前後)。4K/60p伝送に対応するのは他社の現行モデルも同様だが、同じ4K/60Pでも、4:2:2の36bit伝送や4:4:4の24bit伝送などにも対応している点が異なる。

 ちなみに、他社が対応する4K/60p入力は4:2:0の24bit伝送だ。この違いは、画質にもそれなりに影響があるが、地デジやBDソフトはハイビジョン解像度の4:2:0の24bit記録となっているように、情報量や伝送路の帯域の問題で4Kでも同様に4:2:0の24bitでの記録が主流となるだろう。だから、現行モデルのHDMI 2.0対応とアップデートによる4K/60p対応に実用上の違いはないと言っていい。

 ただし、スペック的に厳然とした差があるのは事実だし、Blu-ray Discレコーダーなどで4:2:0/24bitの映像を色復元やビット拡張で4:4:4/24bitなどとするようになれば、その信号をそのまま受けられるテレビの方が画質的なメリットがある。

 2014年春以降には、ほとんどの4KテレビがHDMI 2.0対応となるのは、これまでのHDMI規格の進歩の歴史を見ても間違いないので、将来性を含めてスペック的な差が気になるのであれば、パナソニックを選ぶか、来春以降の新モデルを待つといいだろう。

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