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公共交通機関の運行情報や混雑情報の公開データ活用の実証実験

公共交通オープンデータを活用するアプリコンテストが開催

2013年12月10日 14時03分更新

文● 行正和義

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公共交通の公開データを利用するアプリコンテストが開催される

 YRPユビキタス・ネットワーキング研究所は、公共交通オープンデータ研究会などと協力し、公共交通オープンデータの実証実験を実施する。

 公共交通オープンデータ研究会は、JRや関東私鉄各社、日本空港ビルディングなどを会員とし、公共交通機関のデータを公開して活用するデータの共同基盤を整備している。

 今回、これらの公共性の高いデータに対してアクセスするためのAPIなどを公開し、データを活用しやすい形でユーザーに提供するアプリのコンテストが行われる。

 広範囲の公共交通機関の運行情報、駅・停留所の公共交通施設情報、混雑・事故・災害等が発生した際の交通困難者の支援、避難誘導などの機能を提供するアプリの開発と普及を目的にする。同時に、公共交通情報の提供に関する手順や権利・責任分界点などを整理することも調べることになる。

公共交通機関が公開するデータを用いてどのように役立つアプリを作るかがポイントとなる

 アプリのコンテストは総務省のオープンデータ流通推進コンソーシアムが主催するもので、公共交通機関オープンデータとともに自治体行政情報、社会資本情報、観光情報、花粉症情報など7つの分野で公募される。

 いずれも2014年1月上旬~1月下旬に開発環境・データなどが公開、2月3日より受付開始、2月17日に締め切り。最優勝賞は賞状および30万円分の商品券。

 YRPユビキタス・ネットワーキング研究所では同時に、鉄道やバスのリアルタイム運行情報・時刻表を提供する「リアルタイム運行情報サービス ドコシル」、駅や空港のリアルタイムな混雑状況を提供する「スマートステーションサービス ココシル」を実証実験としてサービスを開始する予定。

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