このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 次へ

長~く使える極上のPCケース2013 第2回

長~く使える極上のPCケース2013【CoolerMaster編】

2013年11月02日 12時00分更新

文● 加藤 勝明

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

収容力もTrooperから変更なし

 CM Stormシリーズのみどころは剛性の高いスチール製シャーシと広い作業スペース、そして向きを90度回転でいるシャドウベイの存在だ。

 先に紹介したSilencio 650のようにシャドウベイを外して超ロングサイズのビデオカードに対応するような小技は持たないかわりに、ドライブベイを支える柱がケースの上から下まで当っているので上から少々力を加えてもビクともしない。

ケースを解放したところ。右側に2基のファンが見えるが、これがCM Stormシリーズ特有の回転可能なシャドウベイ。マザー用スペースは広く、電源ユニットのケーブルを裏配線スペースへ逃がすための穴も大きく確保されているのは評価したい

実際にパーツを組み込んだところ。シャドウベイを外してビデオカード部の長さを稼ぐことはできないが、外せなくても322mmまでのビデオカードを格納できる

 格納できるビデオカードの最大長はSilencio 650より短い322mmだが、Radeon HD7990(Malta)が302mmなことを考えると、現行ハイエンドカードを装着しても十分な余裕があると考えていいだろう。

 本製品の5インチベイの下6段分を占めるシャドウベイは、3.5インチのHDDを4基ずつ格納できるベイユニット2つで構成されている。各ユニットは横向きに120mmファンが装着されているが、ユニットを回転させることでケースの前面ファンとして運用可能だ。

実際にドライブベイを90度回してみたところ。工場出荷状態だとこのファンの吸い込んだ空気は左から右へ抜けるだけだが、こうすることでケース内を前後に貫く気流が確保できる

天井には200mm、1000rpmの大型ファンを備えているが、140mmまたは120mmファン2基の構成に変更することもできる。ケース上部の飾りと金属製シャーシの間にはファンを仕込めるようなスペースはほとんどないため、簡易水冷のラジエーターとファンはすべて内側に設置する

Strykerで唯一不満なのが2.5インチ用ベイの使い勝手の悪さ。ただでさえ重くてデカいケースを横倒しにして底面からネジ留めという設計なので、メンテナンス性は激しく悪い。トラブった時に取り外す時のことを考えると、ここを使うのは可能な限り避けたいものだ

ケース底面には2箇所に着脱式のエアフィルターが設けられている。底面の前側には120mmファンを2基装着可能だが、2基装着する場合はアクセサリーボックスを外す必要がある

動作中の温度をチェック!

 では動作中の各部温度をチェックしよう。この製品ではドライブベイを前面ファンとしても利用できるが、ここでは工場出荷時の位置(左から右へ抜ける)のままで使用している。また、ファンコンは最低速に設定している。

各部の温度(単位:℃)

 広く余裕のある内部構造と、背面+天井の排気システムが上手く機能しているのか、バラック状態とほとんど変わらない温度になった。今回紹介する製品の中では、特別秀でた部分はないが、総合的に最もバラックに近い安定した冷却力を発揮した製品になっている。ハイパワーなシステムをガッチリ冷やして使いたい人にはいい製品になっているといえる。

 というわけで第2回はこれにて終了。第3回は独特のデザインで勝負するSliverStoneとNZXTのPCケースをチェックしよう。

【関連サイト】

【機材協力】

前へ 1 2 3 4 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事
ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中