リコーイメージングから、デジタル一眼レフ「K」シリーズの最上位モデル「PENTAX K-3」が発表された。11月上旬発売でボディーのみの予想実売価格は15万円前後。
撮像素子から画像処理エンジンまですべてを一新した本機。有効2400万画素の新型APS-Cセンサーを搭載し、画像処理エンジンも最新の「PRIME III」を採用。秒間最大8.3コマの連続撮影やISO 51200までの高感度撮影が可能となっている。
加えて、露出制御についても8.6万画素のRGB測光センサーを搭載し、-3EVという低輝度撮影にも対応。撮影時に部分的にホワイトバランスを調整する「マルチパターンAWB」も搭載する。さらに、HDR撮影時は、合成前の3枚の写真をRAWで保存でき、後からHDRの効果を変えて再合成することが可能だ。
本機はローパスフィルターレス仕様であるが、フィルターがあるかのような効果が得られる「ローパスセレクター」機能を搭載。ローパスフィルターは光を散らすことでモアレを軽減するが、本機は撮影時に撮像素子を微小駆動されることで光を分散させ、モアレの軽減を行なう。ローパスセレクターはオン/オフが可能で、オン時は「弱」と「強」を選ぶこともできる。
なお、ローパスセレクター使用時でも手ブレ補正の「SR」は利用可能。ただし、シャッタースピードが1/1000秒以下のときはローパスセレクターの効果が薄くなり、HDR撮影時は使用できない、といった制限がある。
SRについても専用のサーボコントローラーを新たに搭載することで精度が向上している。
