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単体で天体追尾撮影も! 超解像技術を搭載した「PENTAX K-3 II」

2015年04月23日 10時00分更新

文● ハシモト/ASCII.jp編集部

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「PENTAX K-3 II」

「PENTAX K-3 II」

 リコーイメージングは23日、デジタル一眼レフ「PENTAX K-3 II」を5月22日に発売すると発表した。ボディーのみの予想実売価格は14万円前後。

 有効2435万画素のAPS-CサイズCMOSセンサーを採用する、同社デジタル一眼レフの上位モデル。新機種は「リアル・レゾリューション・システム」とよばれる超解像技術を新たに採用する。

APS-Cサイズの撮像素子を搭載。センサーシフト式の手ブレ補正機能「SR」が利用可能

APS-Cサイズの撮像素子を搭載。センサーシフト式の手ブレ補正機能「SR」が利用可能

背面には103.7万画素の3.2型モニターを装備

背面には103.7万画素の3.2型モニターを装備

 リアル・レゾリューション・システムは1回のシャッターでセンサーを1画素ずつずらした4枚の画像を取得。これを合成することで、画像の1画素に対してRGB各色の情報を適用でき、精細感が増すという仕組み。

 リアル・レゾリューション・システムのオン/オフはメニューから行なえ、ほとんどの撮影モードで利用可能。ただしその仕組み上、被写体は静止状態で三脚使用が前提となる。また、ローパスセレクターやデジタルフィルター、HDR、アストロレーサー(後述)との併用はできない。

本体上面。GPSを内蔵する代わりにフラッシュは内蔵しない

本体上面。GPSを内蔵する代わりにフラッシュは内蔵しない

 また、従来外付け機器として提供していたGPS・電子コンパスユニットの機能を本体上部(軍艦部)に内蔵。これにより、天体追尾撮影機能の「アストロレーサー」を本体のみで実現できるようになった。なお、従来機に装備されていた内蔵フレッシュは省かれている。

左右側面。SDメモリーカードスロットを2つ搭載。GPSボタンも装備する

 このほか、センサーシフト式手ブレ補正機能「SR」の補正効果が、従来の3.5段分から4.5段分に向上。さらに内蔵ジャイロセンサーにより、SRをオンにしていても流し撮りが可能となった。

 AFセンサーには従来機と同じく「SAFOX11」を採用。ただし、コンティニュアスAFも追従性が向上したほか、シングルAF時も新型レンズ(DA 18-50RE、DFA 150-450mm、DFA 70-200mm)装着時はより高速に動作する。

本体シャシーはマグネシウム合金を採用。防塵・防滴仕様でシーリング処理が施されている

本体シャシーはマグネシウム合金を採用。防塵・防滴仕様でシーリング処理が施されている

 レンズキットは、「smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6ED AL [IF]DC WR」が付属するキット(予想実売価格21万円前後)を5月22日に発売するほか、「HD PENTAX-DA 16-85mm F3.5-5.6ED DC WR」が付属するキット(同22万円前後)を近日発売する、とのことだ。

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