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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第324回

ギリギリまで接近!? iPhone 5sで撮る秋の多摩川猫

2013年10月04日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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猫と一緒に歩きながら連写!

 このあたり、猫の集まりがいくつかあって、飼われてるのか地域猫なのか微妙だったりするのだけれども、それぞれ縄張りを守っているようで、なかなか交わらないのが面白いところ。

 数10メートル移動すると、また別の猫がいる。

お、いつものサビネコがいた、と思ったらトコトコと近づいてくる。あわてて撮影(2013年10月 アップル iPhone 5s)

お、いつものサビネコがいた、と思ったらトコトコと近づいてくる。あわてて撮影(2013年10月 アップル iPhone 5s)

 こちらの猫は何年も前からお馴染みで、人が近寄っても逃げないから撮りやすい……かと思いきや、そうでもなく、腰を下ろすととことこと寄ってくるので逆に近すぎて難しかったりするのだ。

 あまり近づかれても撮れないよーと思って、こちらが遠ざかると、一緒についてくる。

 面白いので、中腰でiPhoneを低い位置にぶらんと持ったまま高速連写(バーストモード)しながら歩いてみた中から1枚。

ちょっとブレてるけど、そのくらいの方が写真に動きがあっていい。こっちをじっと見ながら歩いてるところがポイント(2013年10月 アップル iPhone 5s)

ちょっとブレてるけど、そのくらいの方が写真に動きがあっていい。こっちをじっと見ながら歩いてるところがポイント(2013年10月 アップル iPhone 5s)

 さすがに一緒に歩きながら撮ると手ブレしまくるけど、連写しながら撮れば1枚くらいなんとかなるさという感じでいくのである。

 途中であきらめて座ると、真横にぴったりくっつくのである。撫でろというでもなく、何か食わせろというでもなく、しかもたいていこちらに背を向けているので撮りづらくて困る。

 そういうときはiPhoneを片手で持ち、身体をぐいと捻って腕を伸ばしていいアングルを探し、タイミングを見計らってえいっ。

くわーっとあくびをした瞬間。ピントを猫に合わせてあくびしたタイミングで撮影(2013年10月 アップル iPhone 5s)

くわーっとあくびをした瞬間。ピントを猫に合わせてあくびしたタイミングで撮影(2013年10月 アップル iPhone 5s)

 見事、あくびした瞬間をゲット。

 近いと背景もほどよくぼけてくれるので(ピント位置が近ければ近いほど、背景は大きくぼけるのだ)、いい感じになりました。

雑草が生えた川原ときれいなおねえさんと猫。知らない人を撮るときはひと声かけましょう(2013年10月 アップル iPhone 5s)

雑草が生えた川原ときれいなおねえさんと猫。知らない人を撮るときはひと声かけましょう(2013年10月 アップル iPhone 5s)

 そんなこんなでサビネコを撮ってたら、猫好きなきれいなおねえさんが立ち止まって猫を見てる。そこで声をかけてお願いして、撫でてるところを撮らせてもらいました。ちゃんと撫でてもらいに近寄るサビネコもエライ。

 この日ははじめて見かける子猫なんかもいて、連写モードでもスローモーション動画でも撮りまくったので、それは次回に。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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