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T教授の「戦略的衝動買い」 第261回

迷惑電話撃退の最終兵器「迷惑電話チェッカー」を衝動買い!

2013年09月18日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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家族や知人からの電話着信「許可」は忘れずに

 センターの管理サーバーからダウンロードした迷惑電話のデータベースは、前述したトビラフォンのユーザーや迷惑電話チェッカーのユーザーから登録された約2万件以上の迷惑電話共有リストをベースに検証、構成されている。

 迷惑電話共有リストは、随時、新しく登場してきた迷惑電話が追加され、検証、更新され、ユーザー宅の迷惑電話チェッカーにダウンロードされる。

 一方、迷惑電話チェッカーは、適時管理サーバー側で更新されるスマートな迷惑電話データベースを利用した着信拒否だけではなく、迷惑電話チェッカー単体でも、着信許可番号や着信拒否番号の登録を最大で各々300件まで登録できる。

 いったんは分からずにうっかり出てしまった電話先でも、それが今後無用な迷惑電話まがいであれば、事後にディスプレー上で着信履歴を見て、目的の着信(日時も表示)を選択して、「拒否」のボタンを押せばいつでも登録可能だ。

家族や知人からのはじめての着信はランプが黄色く(番号通知有り/迷惑電話リストに該当なし)点灯する

家族や知人からのはじめての着信はランプが黄色く(番号通知有り/迷惑電話リストに該当なし)点灯する

着信履歴を表示させて、先ほどの家族や知人の電話番号をカーソルキーで選択。「許可」ボタンを押して“着信許可リスト”に入れると、ランプの色は青(安全)に変り、以降、着信時には青表示される

着信履歴を表示させて、先ほどの家族や知人の電話番号をカーソルキーで選択。「許可」ボタンを押して“着信許可リスト”に入れると、ランプの色は青(安全)に変り、以降、着信時には青表示される

 また、友人や家族からの電話着信を「許可」することで「許可リスト」に加えることも同様の方法で可能だ。拒否リストに登録、設定した相手からかかってきた電話の動作も個々にルール設定は可能だ。

 たとえば、自宅の電話機はベルを一切鳴らさず、相手に対して「この番号からの電話はお受けできません」というアナウンスを流すことも、相手側にはずっと呼び出し音だけが聞こえるという留守モードも選択できるきめの細かさだ。

 このように、迷惑電話チェッカーはかかってきた電話が、番号非通知電話や公衆電話、迷惑電話や着信相手によって、あらかじめ組み合わされた簡単なルールを選択するだけで、その時の振る舞いを対応できる画期的な装置だ。音声ガイダンスも、設定時だけではなく、かかってきた電話の詳細に対する音声ガイダンスでも実力を発揮している。

 超個人的な思惑から、上司からの着信を「拒否」リストに入れておけば、24時間7Days A Week居留守を装うこともイージーだ。トビラシステムは素晴らしい迷惑電話共有利用の仕組みではあるが、間違っても上司の電話番号が、拒否した新種の迷惑電話番号と一緒になって、2万件の迷惑電話リストの一部に混じって、すべてのユーザーからダウンロードされる心配はないだろう。

月額700円は安すぎる!?

 迷惑電話チェッカーは、ネット時代だからこそ実現できた斬新な発想をPHS網という分かりやすい環境の上に展開した素晴らしい商品だ。

 筆者の周囲でも、評判を聞いて、多くの親孝行な息子、娘が、離れて住んでいるご両親のために購入するケースが増えてきた。

 往々にして衝動買いアイテムは、いつも長続きしないのが特徴のひとつではある。しかし、この迷惑電話チェッカーは契約期間の3年は軽く使うだろう。“しばり期間”という言葉が不似合いだ。何といっても月額700円(基本使用料210円+オプション料金490円)は安すぎる!

■関連サイト

T教授

今回の衝動買い

アイテム:迷惑電話チェッカー WX07A

価格:ウィルコム ネットショップにて1万1760円(W-VALUE割引で実質0円)


T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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