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大容量バッテリーを搭載したスタイリッシュな15型ノート 第2回

大きめのビジネスバッグに入れて持ち歩くことは可能

6セルバッテリー標準搭載で外出のお供にも頼もしい「Inspiron 15R」

2013年09月17日 11時00分更新

文● エースラッシュ

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 デルの「Inspiron 15R」は、15.6型のタッチディスプレーを採用したスタンダードノートPCだ。前回はその外見やインターフェイスについて紹介したが、今回はシリーズ中ではいちはやく第4世代Intel Coreプロセッサを搭載したマシンの、実際の使い心地とベンチマークによる性能評価を紹介しよう。

「Inspiron 15R」

 Core i7-4500U(1.80GHz)と8GBメモリを搭載しているだけあり、Inspiron 15Rは非常に軽快に動いてくれる。ブラウジングや動画サイトの高解像度動画の鑑賞などはまったくストレスなく行なうことができ、アプリケーションのインストールも快適だった。オフィスや家庭での一般的な使い方ならば、まず不自由を感じることはないだろう。タッチ操作も快適に行なえた。

 ディスプレーを閉じて持ち運んだ場合、ほどよく角をとったデザインであるため素手で持ったときにあたりが柔らかい。バッグへの出し入れでも角がひっかかるようなことがなく、扱いやすかった。モバイルマシンという大きさではないが、大きめのビジネスバッグに入れて持ち歩くことは可能だろう。

・Inspiron 15Rのスペック

  • CPU:Intel Core i7-4500U(1.80GHz)
  • メモリ:8GB
  • グラフィックス:Intel HD Graphics 4400
  • ストレージ:1TB HDD
  • 通信機能:有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11 b/g/n)、Bluetooth 4.0
  • インターフェース:USB 3.0端子×2、USB2.0端子×2、HDMI端子
  • 光学式ドライブ:DVDスーパーマルチドライブ
  • カードスロット:8-in-1カードリーダー
  • 本体サイズ/重量:幅376×奥行き259×高さ24.9-31.3mm/最小重量2.32kg
  • OS:Windows 8

6セルバッテリーのおかげで駆動時間は長め

 試用したInspiron 15Rの構成は、ベースマシンとして最上位モデルになる「New Inspiron 15R プラチナ・タッチパネル」の標準構成だ。この構成でベンチマークによる性能評価を行なった。

 Windows 8の快適さの指標となる「Windowsエクスペリエンスインデックス」の一番低いサブスコアは「グラフィックス」の「5.9」となった。「ゲーム用グラフィックス」の値は「6.5」。CPU統合のIntel HD Graphics 4400であることを考えると、悪くない結果だ。「プライマリ ハードディスク」の値は「5.9」だが、これはHDD搭載機としてはごく標準だ。「プロセッサ」の値は「7.1」、「メモリ」の値は「7.5」と優秀な成績を出している。

 PCの総合的なパワーを判断する「PCMark 7」の結果は悪くない。3D性能を計測するベンチマーク「3DMark 11」の結果は芳しくないが、Intel HD Graphics 4400を採用したゲーム用途向けではないマシンであることを考えると、特に悪いというものでもない。ゲーム用途以外の使い方ならば、特に不満を感じることはないはずだ。

Windowsエクスペリエンスインデックス

PCの総合的なパワーを判断する「PCMark 7」

3D性能を計測するベンチマーク「3DMark 11」

 バッテリー駆動時間については、電源オプションを高パフォーマンスに設定し、無線LAN機能もオンにした状態で「BBench」を利用して計測したところ、4時間17分42秒使うことができた。15.6型ディスプレー搭載モデルとしてはなかなかの好成績だ。これなら、会議や出張時の移動中での利用などには十分に対応できる。6セルバッテリーを標準搭載としたことの恩恵が感じられる。

カスタマイズはアプリケーションと周辺機器で

 デルのマシンといえばBTOでカスタマイズできるのが普通だが、今回紹介したInspiron 15Rに関してはハードウェア構成は基本的に変更できない。どのクラスのCPUを搭載するかを決めてベースマシンを選択すると、自動的にハードウェアの構成は決定される仕組みだ。タッチ対応ディスプレーは、今回紹介した最上位モデル「New Inspiron 15R プラチナ・タッチパネル」でしか搭載できない。

「Inspiron 15R」のラインナップ。タッチパネルはもっとも右の「New Inspiron 15R プラチナ・タッチパネル」となる

 しかし、カスタマイズがまったくできないというわけではない。まず基本的なこととして、Microsoft Office 2013の有無が選択できる。指定できるのは「Microsoft Office Personal 2013」または「Microsoft Office Home and Business 2013」だ。

 このほかに外付けのテレビチューナーやストレージ、ディスプレー、無線LANルーターなどが同時購入できる。面白いのは、デルのゲーミングPCブランド「ALIENWARE」とメガネメーカー「JINS」の展開するブルーライトカットメガネ「JINS PC」のコラボレーションメガネが購入できることだ。

 また、サポートを手篤いものにすることもできる。標準でも1年間の引き取り修理などは付属するが、比較的安価にサポート期間を延ばしたり、より手篤い対応のプランに変更できるから、気になる人はよくチェックしてほしい。



デル株式会社


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