デルの「Inspiron 17R」は、17.3型ディスプレーを搭載した大画面ノートPCだ。ディスプレーサイズを含めて、据え置きで利用するのにふさわしいスタンダードデスクトップPCに匹敵する性能をもっている。それでいて、使わない時にはすっきりと片付けておくことはもちろん、いざとなれば持ち運んで使うこともできるというおいしい所取りのマシンだ。
なお、今回試用しているマシンには発売当初選択できたが、現在は選択できなくなっているオプションが組み込まれている。具体的には、グラフィックス機能を追加するRadeon HD 8730Mと、ノングレアのフルHDディスプレーだ。これらが今後オプションとして復活するかどうかは不明だが、デルのBTOメニューは時期によって入れ替わる。購入時の構成参考にして欲しい。
大型マシンをすっきりまとめたデザイン
Inspiron 17Rの本体のボディカラーは、ムーンシルバー、ファイアレッド、インディゴブルーという3色が用意されている。トップカバーのフレーム部や本体サイドパーツ等は共通の光沢がないシルバーで作られており、トップカバーの内側やパームレストまわりなどのカラーが変化する。
ムーンシルバーは落ち着いた黒みがかったシルバーで、ファイアレッドはワインがかった暗めの赤だ。そして今回試用しているインディゴブルーは、明るい鮮やかな青となっている。PCのカラーとしてはめずらしい爽やかな色だ。
角は大きめの径で丸くなっており、トップカバーの縁部分も丸みがつけられている。そのおかげで、全体的に柔らかい印象のあるデザインだ。
Inspiron 17Rの本体サイズは幅412×奥行き270×高さ28.34-35.6mm。重さは構成によって多少変化があるが、最小重量が2.73kgだ。もちろん、毎日バッグに入れて持ち運ぶという大きさではない。しかし女性でも十分持ち運べる重さでもあり、たとえば会議室での利用など屋内で違う部屋へ移動させての利用や、車への積みおろしなどは楽々行えるはずだ。