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適度に「コクッ」とした打鍵感があって打ちやすいキーボード

「Inspiron 14R」はヘアライン加工が美しい14型タッチノート

2013年10月16日 11時30分更新

文● エースラッシュ

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 デルの「Inspiron」シリーズに、14型ディスプレーを備えたノートPC「Inspiron 14R」が追加となった。タッチパネル対応ディスプレーを採用したプレミアムモデルという位置づけだ。開発コード「Haswell」で知られるインテルの最新CPUを搭載するなど、その実力も気になるところ。それではさっそく外観から見ていこう。

「Inspiron 14R」

 Inspiron 14Rは、同社Webサイト上における「モバイル&タブレット」カテゴリのうち、一番大きな14型ディスプレーを備えた製品だ。トップカバーにブラックのマット仕上げを採用した「Inspiron 14」に対して、こちらはシルバーの縁取りとつや消しヘアライン加工が印象的。丸みを帯びた全体のフォルムこそ同じだが、Inspiron 14Rの方がよりスタイリッシュに仕上がっている。

統一感のあるボディーに防水設計キーボードを装備

 パームレストに関しても、トップカバーと同様にヘアライン加工仕上げが施されており、全体の統一感をアップ。キーボードはアイソレーションタイプで、Enterキーの右側に機能キーを1列配置したお馴染みのレイアウトも引き継いでいる。キータッチは、ソフトながら適度に「コクッ」とした打鍵感があって打ちやすい。また、「作業中にコーヒーをこぼしてしまった!」といったトラブルに対しても、防水設計キーボードを採用しているので安心だ。タッチパッドについてはボタン分離型のオーソドックスタイプで、使いやすいサイズといえる。

 本体サイズは幅346×奥行き245×高さ27.9-32.9mmで、重量は2.3kg。モバイル&タブレットのカテゴリに含まれているものの、積極的に持ち歩くというには少し重めだ。どちらかというと、普段は据え置きメインで使用するが、まれに外出先でも使いたい、といった人に最適といえるだろう。

丸みを帯びたフォルム。「Inspiron 14」と異なり、シルバーの縁取りが印象的だ

キーボードはアイソレーションタイプで、タッチパッドはボタン分離型。Enterキーの右側に1列ある独自レイアウトも継承

光学式ドライブとしてDVDスーパーマルチドライブを搭載

標準装備の14型タッチパネルディスプレーと使いやすいインターフェイス

 機能面では、同時に発表されたInspiron 14がオプションでタッチパネルへ対応するのに対して、Inspiron 14Rは標準で1366×768ドット表示のタッチパネルディスプレーを搭載している。タッチ操作はWindows 8との親和性が非常に高いが、実際には「予算を追加してまでオプションを選択しづらい」という人も多いはず。そうした観点からも、このクラスでタッチパネルディスプレーを標準装備しているのはかなりうれしい点だ。

 インターフェイスに関しては、本体手前の中央部にマルチメディアカードリーダーを備えている。左側面には、電源コネクタ、HDMI端子、有線LANポート、USB3.0ポート×2、ヘッドホン/マイクコンボポートを配置。右側面には、USB2.0ポート×1とDVDスーパーマルチドライブを装備している。電源アダプタ接続時をはじめ、HDMI出力や有線LANなど長時間使う可能性が高いポート類をなるべく左側面の奥寄りに配置したレイアウトだ。

 側面のUSB2.0ポートはDVDスーパーマルチドライブよりも手前側にあるため、もしマウスを使う場合は本体の背面経由で左側面のUSB3.0ポートに接続すると、マウスを動かしたときにケーブルが干渉しづらくなる。ワイヤレスマウスの受信ユニットやUSBメモリなど、コンパクトなものは右側面のUSB2.0ポートに挿しても問題ないだろう。

 このように、Inspiron 14Rにはインターフェイスに関しては必要十分なものがそろっている。また、ビジネスユースではセキュリティケーブルスロットが付いているのも便利だ。

持ち運びやすいコンパクトなACアダプタ

本体正面の左側にステータスLEDを、中央には8in1のメディアカードリーダーを配置

インターフェイス類をいっさい配置していないスッキリとした背面

右側面にはUSB2.0ポート×1とDVDスーパーマルチドライブを装備

セキュリティケーブルスロット、電源コネクタ、HDMI端子、LANポート、USB3.0ポート×2、ヘッドホン/マイクコンボポートが並ぶ左側面

 今回は、Inspiron 14Rの外観的な特徴やインターフェイスの使い勝手などを中心に紹介してきた。そこで次回は、ベンチマークを用いたスペック面の評価を行なっていきたいと思う。新CPUのHaswellを採用し、どこまでパフォーマンスが向上したのか期待したいところだ。



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