富士通 WEB MARTでCPUやストレージを選択し、メインで使える「刀」を手に入れろ!
ポートリプリケータで拡張性抜群! 超高解像度なLIFEBOOK UH WU1/L (2/5)
2013年09月06日 11時00分更新
高解像度かつ低消費電力のIGZO液晶を採用
LIFEBOOK WU1/Lの最大のウリは、3200×1800ドットの超高解像度液晶を採用していること。この液晶は、シャープが開発したIGZO液晶と呼ばれている。通常の液晶ではトランジスタの材料としてシリコンを使っているのに対し、インジウム、ガリウム、亜鉛、酸素の4種類の元素から構成される酸化物半導体を使っていることが特徴だ。
IGZO液晶はシリコンに比べて電子移動度が高く、トランジスタのサイズを小さくできるため、開口率が上がり、液晶の精細度を高めることができる。LIFEBOOK WU1/Lの液晶精細度は262ppiであり、高解像度写真も美しく表示される。解像度が高いので、複数のウィンドウを同時に開いても、それぞれのウィンドウの表示領域が狭くならず、快適に作業が可能だ。一度、この高解像度になれると、もう元の環境では満足できなくなってしまう。
精細度は高いが、OSのdpi設定を簡単に切り替えられるユーティリティーも提供されているので、文字やアイコンを見やすいサイズに設定できる。液晶はタッチ対応であり、Windows 8の新UIとの相性は最高だ。発色も鮮やかで、コントラストも高く、表示品位も優秀。また、液晶表面には「スーパーグライドコーティング」と呼ばれる表面処理が施されており、タッチでの滑るような操作感を実現している。
インターフェースも充実、ポートリプリケータでさらに強化
インターフェースが充実していることも魅力だ。本体に、USB 3.0×2とHDMI出力、マイク/ヘッドホン端子を備えているほか、有線LAN(1000BASE-T)に対応していることも高く評価できる。
有線LANのRJ-45端子は厚みが大きいため、薄さを優先するUltrabookでは搭載されていないことが多い。だが、会社のネットワークに接続したり、ホテルの部屋のブロードバンドサービスを利用する場合など、まだまだ有線LANが必要になる場面は多くある。LIFEBOOK WU1/Lは、引き出して使うタイプの折りたたみ式コネクターを採用することで、薄さと有線LANへの対応を両立させている。
SDメモリーカードスロットも用意されているので、デジカメで撮影した写真などの転送にも便利だ。ワイヤレス機能としては、IEEE 802.11a/b/g/n準拠の無線LAN機能とBluetooth v4.0+HSをサポートしている。
店頭モデルのLIFEBOOK UH90/LとカスタムメイドモデルのLIFEBOOK WU1/Lの最大の違いは、ポートリプリケータへの対応である。店頭モデルの底面には、特に端子類はなく、フラットな一枚板となっているが、カスタムメイドモデルの底面には、ポートリプリケータ接続用端子が用意されており、オプションのポートリプリケータを装着できる。
ポートリプリケータには、USB 3.0×4、有線LAN(1000BASE-T)、DisplayPort、DVI-D、アナログRGBの各ポートが用意されており、装着することでインターフェースが大きく強化される。
例えば、プロジェクターに接続してのプレゼン時に、古めのプロジェクターではアナログRGBしか対応していないことがある。だが、ポートリプリケータを装着すれば、そうした場合でも大丈夫だ。また、ポートリプリケータを装着すると、キーボードに適度な傾斜が付き、さらに快適にタイピングできるようになる。
なお、ポートリプリケータを利用する際には、ポートリプリケータに付属するACアダプターをポートリプリケータに接続する必要がある。
LIFEBOOK WU1/Lは、Ultrabookの弱点であるインターフェースの少なさを、ポートリプリケータの装着によってカバーできることが魅力だ。ポートリプリケータに対応したUltrabookは非常に少なく、LIFEBOOK WU1/Lの大きなアドバンテージといえるだろう。
例えば、USB経由の外付け光学ドライブとUSB対応マウスにプリンターなどが同時接続可能なので、枚数が多く時間のかかるPDF文書を印刷しながら、Blu-rayの映画を高画質で楽しむこともできる。
また、写真や動画などのファイルサイズが大きなデータを多数内蔵SSDに保存しておくと、SSD容量が足りなくなってしまう。そういった場合は、外付けHDDを利用して、データを移動するようにすればよい。
LIFEBOOK WU1/Lは、基本スペックも高いため、オフィスの机の上では、外付けキーボードやマウス、有線LAN、セカンダリディスプレーなどを接続して、デスクトップPC代わりに使うにも向いている。それらの周辺機器をポートリプリケータ経由で接続すれば、いちいちケーブルを抜き差しせずに、ワンタッチですべての周辺機器との接続や切り離しが可能。外出時にも素早く本体を持ち出せる。
営業などでの外回りから帰ってきたら、再びポートリプリケータに本体を装着するだけで、周辺機器と接続でき、またデスクトップPC代わりとして、快適に利用できるようになる。ポートリプリケータ自体は比較的小型で軽く、黒を基調としたカラーは、オフィスでも浮かずに溶け込める。ポートリプリケータを利用することで、ケーブルの抜き差しなどで無駄な時間を浪費することがなく、生産性の高い環境を実現できるのだ。
LIFEBOOK WU1/Lとポートリプリケータの組み合わせは、まさに最高である。LIFEBOOK WU1/Lを購入するのであれば、ポートリプリケータもあわせて購入することをお勧めする。
バッテリーは交換できないが、公称駆動時間は約11時間と十分だ。また、本体用のACアダプターはスティック型で、コンパクトで軽く、持ち運びにも便利だ。
この連載の記事
-
sponsored
第3回 ドラクエ10も快適! 「ESPRIMO DH WD2/L」の実力を検証 -
sponsored
第2回 ポートリプリケータで拡張性抜群! 超高解像度なLIFEBOOK UH WU1/L -
sponsored
第1回 最強スペックの「ESPRIMO DH WD2/L」で新PSO2を堪能する! - この連載の一覧へ