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柳谷智宣の「神アプリの説明書」 第23回

裏技あり! iPhoneの標準搭載ブラウザー「Safari」を徹底解説

2013年07月31日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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ほかのアプリにファイルを渡す

 SafariでもPDFファイルを閲覧できるが、編集などは行なえない。そんな時は、Safariからほかのアプリにファイルを受け渡しできる。PDF以外に、Safariでは開けない形式のファイルも転送可能だ。

PDFを開いたところ。画面上部にメニューが出るので「次の方法で開く」をタップする

受け渡しできるアプリの一覧が開くので、選択しよう

ウェブページを全画面表示してブラウジングする

 iPhoneの画面は小さいので、できるだけ大きくウェブページを表示したいところ。そんな時はフルスクリーンしよう。まず、画面を横表示にして、右下の矢印アイコンをタップする。これで、アドレスバーなどがなくなり、大きく表示できる。再度矢印アイコンをタップすれば、元に戻る。

横画面表示にすると全画面表示アイコンが現れる

全画面表示にしたところ。優に4行は表示エリアが広がる

ウェブページの一番上、一番下に飛ぶ

 長いウェブページを閲覧していると、上下のスクロールが面倒になることがある。そんな時のtipsを2つ紹介しよう。まず、画面上端に移動したいなら、ステータスバーをタップする。一気にトップ画面が表示される。

 逆に、下にスクロールする機能は搭載されていない。そこで、ブックマークレットを利用しよう。まず、どのページでもいいのでブックマークする。そのブックマークを編集し、「javascript:window.scrollBy(0,document.height)」を登録。下スクロールしたい時に、ブックマークから呼び出せば、一気に移動できるようになる。

ステータスバーをタップすると、一気に上端へ移動できる

下スクロールさせるには、まずブックマークを作成する

ここではURLを編集できないので、保存する

ブックマークを開いて「編集」をタップ。作成したブックマークを選択する

タイトルに「下スクロール」、URL欄にブックマークレットを入力する

下にスクロールしたいならブックマークを開き、「下スクロール」をタップするだけでOK

Safariの設定をチェックする

 Safariの設定は、アプリからではなく「設定」→「Safari」を開いて行なう。プライバシー関係の機能もここから利用できるので、チェックしておこう。

Safariの設定画面

「検索エンジン」では、標準の検索サイトを検索できる。Googleのほか、Yahoo!やBingが用意されている

「自動入力」は、ウェブサービスにログインする際のユーザー名やパスワードを記憶してくれる機能

「リンクを開く」では、新規ページにリンクを開く際、バックグラウンドで表示するかページを切り替えるかを選べる

「プライベートブラウズ」をオンにすると、ウェブ閲覧の履歴が残らないようになる。怪しいサイトを見たいときに利用できる

 以上が、Safariの説明書となる。Flashに対応していないのがネックだが、それ以外はなかなか使えるブラウザーアプリだ。今では無理して、サードパーティーのブラウザーを使う必要はないかもしれない。Safariの全機能を駆使して、快適なブラウジングを楽しもう。


筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII LTE 知りたいことがズバッとわかる本」(翔泳社)「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。


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