ソフトバンクにもキタ! 初めてのDIGNO
「DIGNO R 202K」はクロック動作周波数1.5GHzのデュアルコアCPU「MSM8960」とAndroid 4.2を搭載した、SoftBank 4G対応の京セラ製スマホ。従来、京セラのDIGNOシリーズはauとウィルコムの2社からしかリリースされていなかったが、DIGNO Rの登場でようやくソフトバンクからも購入可能となった。いちスマホファンとしては素直に嬉しい。
か、軽ッ! 実測わずか92gの重さ!
最大の魅力は本体の軽さである。最近のスマホは、バッテリーと画面の大型化で、重量150gを超えるヘビー級端末が主流となりつつあるが、DIGNO Rの重量はわずか94gしかない。身近なもので例えると、Mサイズの卵2個ぶんや一般的なニンニク(ともに100g)よりも軽く、長時間持っても腕がまったく疲れない。94gというのは公称値なので、実機の重量を計測してみたところ、なんと公称値よりも軽い92gという数値を確認できた。とにかく軽い。
この軽さで防水!? しかもダブルキャップレス!
驚くのはまだ早い。DIGNO Rはこの軽さでありながら、IPX5/7等級の防水性能とIPX5等級の防塵性能を備えているのだ。しかも、端子カバーのないキャップレス防水で、見た目もスッキリとしている。上部イヤホン端子と底部外部接続端子の双方にキャップのない「ダブルキャップレス」な点も抜かりない。
京セラによると、キャップレス防水はDIGNO Rの開発に際し、とくにこだわった点の1つで「キャップ分の重量も節約したかった」とのこと。
スペック的な落とし穴はなし
「世界最軽量の防水スマホ」が謳い文句のDIGNO R。「ターコイズグリーン」や「ピンク」など女性が好みそうな優しいカラバリを揃えていることからも、スマホ初心者向けの端末と見られがちだ。しかし実は、おサイフケータイからWi-Fiテザリングまで主要機能はほぼ完璧に網羅しており、筆者のような「スペック重視派」が持っても満足できる。
実機に触れる前は唯一クアッドコアCPUでない点が気がかりだったが、実機で確認したところ、ウェブ閲覧からカメラの起動や連写まで、ふだんよく利用しそうな機能はすべてストレスなく利用できて安心した。
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